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第三章 機械化・サイボーグ化――肉体からの部分的解放
次に、「肉体の機械化・サイボーグ化」がある。
義手義足・心臓ペースメーカー・人工臓器・網膜移植など、「生身を補完するテクノロジー」はすでに医療の一部となっている。
将来的には、脳神経インターフェース(BMI)、外骨格、ナノマシン内蔵、全身メカノイド化も可能となるだろう。
このルートでは、「人間の本質=個々の意識と経験」を残しつつ、「身体という制約」を大幅に緩和・強化できる。
だが、
•メンテナンス・エネルギー供給
•精密機械としての故障リスク
•サイボーグ格差・「超人」問題
•肉体的快楽や生物的欲求の維持
など、多くの社会的・倫理的課題も浮上する。
しかも「機械化」の限界は、「意識」の宿主がまだ「生体」あるいは「物理的基盤(脳またはAIチップ)」であることだ。
意識のバックアップや複製、転送の問題も未解決である。




