表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/24

プロローグ

『君にならあたしの背を預けてもいい』


 そう告げたのはたったひとりだった。


 人の羨む華やかな暮らしも名誉ある立場もいらない。


 ただただ美しい花を愛でて、自分らしく穏やかに過ごせたら幸せだ。


 そう願った矢先に、あたしの平穏だった日々は一変してしまう。


 世は暗黒期。


 野盗が絶えず、怪盗と名乗るふざけた輩まで現れ、挙句の果てにかつて名だたる術師たちによって封印されたという魔王の復活が噂されるようになった絶望的なこの暗い世の中で、この男にだけは背中を預けられると信頼しきっていた人物に、実は自分は王子で、魔王討伐に力を貸してほしいと言われるまでは。


 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ