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ずっと

作者: 高谷咲希

ねえ、君と他人になったあの日から。

私は片時も、君を忘れたことなかったよ。

ううん、忘れられなかったんだ。


初めて会ったあの日から。

何度も何度も、溢れるほどの「好き」をくれたね。

いつしかそれを受け入れて。

気づけばそれは「愛」に変わっていた。

君のその太陽のような優しさは、私には眩しすぎて。

「痛い」という、言葉の意味を知った。


ねえ、まだ私のこと好き?

私は、まだ君が好きみたい。


あの日みたいな、猛烈な愛は、今はもうないけれど。

でもね、私のこと、忘れて欲しくなんてない。

誰かと幸せになんて、なって欲しくない。


「私」という「呪い」にかけられて。

ずっと私の事、忘れないで、思い出すたび、後悔して。


私はもう、君という呪いにかかってしまったから。


ねえ、地獄の底まで、ずっとついてきてよ。


お願い、一緒に堕ちていこう?

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