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赤い百合

不意に中学の時の記憶を思い出した。

俺は中学に入ってすぐにあるクラス分けで小学生の頃に仲が良かった友達と離れてしまった。

仕方がない、と思いとりあえず話せるぐらいの友達は作ろうと思い、俺と同じ独りのクラスメートを探した。

一人見つけたので、休み時間にでも話しに行こうかなと思っていたらクラスの女子がいきなり悲鳴をあげた。


「ちょっと!触らないで!」


どうやら僕がマークしていた子に悲鳴をあげたらしい。


「え?ごめん...」


今の悲鳴からして俺はその子が悲鳴をあげた女子にセクハラまがいのことでもしたかなと思っていた。


「何をしたんですか?『青井君』」


女子の悲鳴があまりに大きかったため、さすがに先生がアオイ君に対して聞きに行った。


「いや、僕は消しゴムを拾ってあげようとしただけで...」


「え?消しゴムを拾っただけ?」


彼の発言に俺も少し驚いた、当然嘘だと思った。そしたら何で女子は悲鳴をあげたのか、という話になる。


「『香織さん』何で消しゴムを拾っただけで、悲鳴をあげたのですか?」


まあ先生は職業上そう言うしかない、ただ次のカオリさんの言葉に先生と俺は慄いた。


「だって、汚いじゃないですか?」


「え...汚い?」


「だって、青井、さっき鼻ほじってた手で私の消しゴムに触ったんですよ。」


彼女が言うにはアオイ君が鼻をほじった手でカオリさんの消しゴムに触れたため怒ったらしい、俺は青井君が鼻をほじった手で触ったことにも少し問題があると思ったが、それよりもそんな事で悲鳴をあげた女子に慄いた。


「まあ...青井君も悪気があったわけじゃないから次は気おつけてようね。」


先生にそう言われ両者ひとまず鉾を制した、いやどちらかというと鉾を持っているのは女子だけだった様に見えた。

次の日からみんなの態度が急変した。


「おい!何鼻ほじってんだよ青井!」


「いや...ただ鼻掻いただけだよ。」


「じゃあ何で爪がんな汚いんだよ。」


「これは、もとからだよ...」


「鼻ほじってなくても汚いとか終わってんな。」


アオイ君はあの件からクラスでいじめられるようになったが、誰も直接的な暴力や嫌がらせなどはせず、彼を孤立させようとしていた。さっきの子のように悪口吐き捨てるだけ吐き捨てて面白がっている子もいる。俺はなるべく悪目立ちしないようにクラスに染まっている。


「■■君ってなんか好きなアニメとかあるの?」


「僕は結構、アクション系のアニメとか好きだよ」


「僕もそっち系も好きだけど、やっぱりホラー系のやつも好きかな〜」


彼は最近話せるようになった子だが、下の名前は知らない。アオイ君以外にも一人の子がいたのでアクションしてみたら友達になれたらしい彼はアニメやゲームが好きらしいのでそれ系統の話しをすると安定して話しが弾むので俺も彼の趣味に合わせてラノベなどを読んで多少でも話しの材料になるように努めた。


「でも...青井君、中学になってもいじめらてれるね」


「中学の時もいじめられてたの?」


「うん、でも今回は香織さんがまずかったね。」


「香織さんってどんな人なの?」


「僕も喋ったことないからあんまり知らないけど、顔がお人形見たいに綺麗でものすごくモテるんだけど、性格はものすごく悪くて、他の女子とかよくいじめてたんだよ。」


「そんな性悪女ならその子のほうがいじめられそうだけどね。」


「まあ、香織さんがかなり美形なのもあると思うけど青井君が元々嫌われているのも大きいかもね。」


俺はアオイ君に対して災難だな、と思いながらも俺は巻き込まれたくないと思い、すぐにアオイ君を自分の世界から排斥した。

それから二週間後、彼は自殺した。


「どうしようかな。」


俺は崖の下にある小さな村を見下ろしながら言った。

村はすでに蹂躙されていて、至る所に死体が散乱している。村を襲っていたのは獣の耳や尻尾のない普通の人間だった。すでにレンが戦っていたが明らかに人数が圧倒的だった。こちらはレンを含めて生き残っている子供が2,3人しかいないのに対して、あちらは40人近くいる。俺が行ってもおそらく彼女の足手纏いになるか人質が一人増えるかの2択であろう。だったら彼女の事は忘れて逃げてしまったほうが懸命であると思う。しかし、昔の記憶が俺の逃げ道を塞いでくる。その時俺は頭より先に体が動き崖から飛び降りていた。


「お前らァ!!妖狐族は殺してもだいたい生きけえるだ!!さっさとそのガキどもも殺せ!!」


ボスらしき男が怒号とともに命令した。


「何言ってるんだ。私たち妖狐は別に死ぬ時は死ぬ。この子たちだってまだろくに変幻すらできないのに。」


レンがボスらしき男に反論した。


「死んだ死んだらで、てめぇらの体が欲しい連中は腐るほどいるんだよ!!最悪死んでても俺らがお前らの糞まで大事に使ってやるからよぉ。」


その言葉の後レンが守っていた子供が横から突っ込んできた敵によって槍で貫かれた。


「何してんだッ!!」


彼女の悲鳴にも聞こえる怒号とともに、子供を刺した人間の首を掻き切った。そして彼女が背を向けた同時に男はニヤリと笑みを見せ、後ろから彼女の背中を突き刺した。


「がはッ!!」


彼女は口から大量の血を吐き出しながらもなお、男に殺意に満ちた眼光を向けたが、とうとう力尽きてしまった。


「ハハッ、てめぇはおそらくこの村で一番強かったんだろう、じゃあてめぇは確定で生き返るから高く売れるだろうなぁ。」


そう言って奴はレンを部下に縛り上げておくように命令した。それと同時に崖の近くから何かが落下しってきたのに彼らは気づいた。


「どうした!!まだ生き残りがいたかぁ?」


ボスが崖の近くにいた部下に聞き、部下は確認のため近づいてきた。


「何だァ?なんか降ってきたんかぁ?」


俺はのこのこ近づいて来た男の首をへし折った。


「うあぁぁぁ!?何だ!?何が起きッほがぁ!?」


首を折った男の近くにいた奴がうるさかったので、そいつの口に強引に俺の拳をねじ込んだ。


「上手くいくかな。」


俺は男の口に入った拳を肥大化させてみた。


「ウギュるるるぁぁ!?」


ぱちゅ、という音とともに男の頭は弾け飛んだ。


「ちょっと痛かったけど気持ちいいなあ、もっともっとヤリたいな嗚呼あああ!!」


俺がそう言いながら敵のほうへ、鎖が外れた獣のように突っ込んで行った。


「舐めんじゃねぇぞクソが、バカみたいに突っ込んで来やがって、その頭串刺しにして終いだ!!」


そう言って男は俺の進行航路に合わせて槍を突き出してきたが、


「おっせえなぁ、それじゃ刺さりたくても刺されねぇよ。」


俺はそう言いながら突き出された槍を脇に差し込み、男の腕を強引に千切った。


「ぎゃあぁぁっぁ腕がぁぁっぁ!?」


そう言って男は今にも泣きそうな顔で赤子のように喚くので、俺は可哀想になり目を拭ってやった。


「だめだよ、大の大人がこんなとこれで泣いちゃったら...なあ!!!」


そう言って俺は男の目玉を涙ごと取ってあげた。


「嗚呼あああああ!?」


男は叫びながら、そのまま倒れてしまった。倒れた男からもう喚き声も心音もう聞こえなかった。


「な、何だあいつ!?あんな妖狐がいるなんて聞いてないぞ!?ここにはガキと老耄しか、いないはずじゃねえのかよ!!」


そう言いながら略奪者達は、自分たちが虎ではなく兎であったことを今ようやく気がついたらしい。


「あんなもん捕えるどこらか、殺すことなんかできるわけねえじゃあねえか!?」


そう言い捨てながら、大半の人間が俺から背を向けて逃げ出したが、俺はその逃げる人間の背後からさっき奪った槍を突き刺した。


「ああ楽しいなあ、あの時もこんなふうにみんな殺していれたらもっと気持ちよかっただろうなあ」


「ぎゃあああ、た助けてくれ、頼む、俺はただの雇われた傭兵だ。家に息子と妻が待っているんだ。だから助け...。」


言い終える前に俺はそいつを斬り上げた。


「萎える話しすんなよ、折角今気持ちよくなってたんだからよ!!」


そう言って俺は持っていた槍を崖を登って逃げようとしているウサギちゃんに向けて投げた。


「ギャッッッ!」


短い断末とともに男は死んだセミのように崖から落ちてきた。


「よっしゃあ!ヘッドショット!」


そして俺が振り向くと男たちはすでにに戦意喪失していたので、言ってあげた。


「大丈夫だよ。俺がみんなを苦しんで死ねるようにがんばるから、そこで座っていてね。」


そう言うと彼らは、震える体で泣き叫びながら俺に向かって半狂乱で走って来たので、俺は優しく彼らを順番に抱擁してあげた。


「があああぁぁ!!死ねぇぇ!くそ野郎がああ!」


最初に彼が叫べながら突っ込んで来たのでまずは、彼から抱いてやった。


「そんなに興奮すんなよ、ちゃんと順番に抱いてやるから...よ!!!」


そう言って俺は彼を抱きしめてあげ、そのまま背中に指をを入れて腹開き状態にしてあげようと思ったのだが、案外難しくきれい背中を開けなかったので申し訳なかった。


「ごめん、上手くできなかったわ。」


「ぎゃああああぁぁぁ....!!?」


「おえっ!?まだ意識あるんだ...じゃあ」


意外にも男はまだ生きていたので、今度はもっと綺麗にできるように指をもっともっともっと深くにねじ込んでで開いたら、彼の腹が歪に裂けてしまった。


「あ、ごめん以外と力の調節が難しいくて、でもまあいっぱいまだいっぱいいるし、ラスト3人ぐらいは綺麗にできるでしょう。」


もう彼らは戦いすらせず、我先にと仲間を俺のほうへ投げ飛ばし逃げて行くのだが、俺は投げ飛ばされてきた者を無視して、先に逃げた奴の足を逃げていた方向と逆の方に蹴り折って放置した。そうして先に投げ飛ばされた奴らを使って練習した。


1人目、2人目、3人目、、、


「飽きた。」


そう言って俺は4人目の時にはめんどくさくなって、そのまま背中から心臓を抜き取った。


「うん、こっちのほうが楽ちんだ。」


そう言いながら、足が折れて毛虫のように体を引きずりながら逃げている奴らの頭を順番に蹴っていった。


「ひ、ひいいい、助けてくださいお願いします助けて助けて助....。」


俺はこんなに世界が綺麗だったことをここに来てようやく知れたような気がしてさっきからずっとだったが笑っていられた。ああ気持ちいい。

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