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1.始まり

ゾンビ未来1です! 小説初心者、温かい目で見守って下さると嬉しいです!

遥か遠い未来になった今。

何処かの国で“ゾンビウイルス“が世界中に大流行した。

ゾンビに噛まれたら感染し、治療法は無し。その輪は無限ループだ。

大流行の波は収まる事は無く、人口の約7割がゾンビ化してしまった。


「うわ〜、ゾンビ来てる来てる!!」

「まじ? うわ、めちゃくちゃ来てるじゃん〜!」


ードドドドドド……


この世界は言えば()()()()

空き家を家賃無しで住んだり、食べ物を奪い合ったり、競争が起きたり。


そんな無法地帯な世界で私達は()()()()()をしている。


バイクに乗って食料がある場所に転々と移動しながら、襲って来るゾンビを倒す……

まるでリアル世界のサバイバルゲームである。 それが超絶楽しいのだ。


「なあ、そろそろウェルネスエリアだよなぁ?」

「そうだよ、オニユリ! あれ、鉄の柵入口閉鎖されてるわ〜!」

「まじか、ウェルネス治安良い理由ってそれか〜?」

「そうかもな、後私に掴まってろよな」

「なんでっ……てうわっ!!」


バイクのスピードが上がり、柵を飛び越える……!

飛び越えると、道路にタイヤが掠り、白い跡ができる。

まじ()()()の世界みたいだ。


「あの高い石の塔の上登って柵の前にいるゾンビ倒そうぜ!」

「賛成、やっぱお前は最高だな、オニユリ!」


俺はオニユリ。 相棒はガーベラ。

私達はこのリアルサバイバルゲームを全力で楽しむ()()()()()だ。


俺らの夢はゾンビのボス、ボスゾンビと戦う事!

……やっぱそいつに俺が勝ったら俺が1番強いだろ?


じゃあ、俺のゲームは()()()したも同然だ。


ーガチャ……


「お前ら誰だ!! ふ、不法侵入だぞ……!」

「おじさんがゾンビになりたいなら別にいいよ?」

「は、はあ?ど、どう言う事だよ……!」


こうやって不法侵入をするのもゲームの様だ。

今の時代なら捕まらないし、喧嘩になれば楽しいし……


「じゃあ借りるね、おじさん」


長い階段を登り、景色の良い塔の上。

中世なオレンジ色の夕日が綺麗に見渡せる。


「おー、ゾンビがよく見えるな! スナイパーでやるわ〜」

「俺は長距離の銃で狙うわ〜」


ードドドドドド……シュンッッ……


「君らこの塔から出てけっ!……てゾンビ狩りだったのか!?」

「そう、俺オニユリ! こいつは……」

「ガーベラ、宜しくおじさん!」


「いや、強盗かと勘違いしたよ〜! エリアを守ってくれたし! ほら、今日は泊まっていきなさい!」

「俺ら泊まれんの? ありがと、おじさん!」

「やったな、オニユリ!」

「おう、ガーベラ!」


もう日が暮れ、完全に夜だ。

泊まれるならゾンビ狩りをして尚更良かった。


「はい、特製ゾンビスープ!」

「げ、ゾンビって美味いの?」

「美味しいのを知らないのか? 食べてご覧」


見た目が悪い! 緑でドロドロしてて、スライムみたいだ……

マジでこれ食べ物なのか?


「じゃあオニユリが好みの味か分かんないから味見する! いただきます!」

「うわ、ありがとうガーベラ!」


「おじさんとか、味見とかなんかお前ら失礼だな……まあいいが」


「んっ……うわ、美味いわこれ!」

「まじ? 頂きます!初めての味……ほんとだ! くそうまっ!」


意外と美味い。

ビーフシチューみたいな……もっと見た目を改良したら絶対美味いな。



「食べ終わったら、昔の娘の2人部屋が上にあるからそこで寝なさい」


「ご馳走様でした!」

「ご馳走さんした〜!」


ーぼふっ……


「はあ、お腹いっぱい……」

「なあ、前の住んでた所はビル沢山あったけど今回は中世っぽいエリアだよな〜」

「確かにな、なんか意味があんのかな〜?」


「まあ、今日は寝ようぜガーベラ!」

「そうだな、オニユリお休み」


ーキャー! 嫌ぁ!!


悲鳴で目が覚める。

女性の声……子供、老人……


「悲鳴で起きるって……なんつーか嫌だな、おはようガーベラ」

「はは、おはようオニユリ、ゾンビでも湧き出たか?」


「そりゃあ胸アツだな! 武器持って行こうぜ!」

「そうだな、賛成!」


もしかして強いやつか? だからか……?


長い階段を下り、扉を開けようとするとおじさん腕を引っ張られる。


「化け物だぞ……! お前らでも無理だ! 行くな!」

「……おじさん、大丈夫だ! 俺ら、結構()()()()


「ま、待て……!!」


ーガチャ……


「何だあれ、体透けてる! 宙を浮いてる……しかもでけえ!!」


それは、ゾンビかすら分からないモンスターだった……

確かに太刀打ち出来るかは分からないが……ん? 近づいて来てる?


「あー、そこの人間2人! ゾンビを沢山倒したお前に挑戦状だ! あっはははは!」


「はあ? 意味分かんねえ、カッコ悪! 弱いゾンビなら容赦しないぞっ……て消えたし」

「何、挑戦状? ガーベラ中身見てみようぜ!」

「おう、何何? ……」


【お前らはゾンビを倒すこの世界()()()()()だ。

そんなお前らに挑戦状を用意した、プレイヤーよ! 良い返事を期待する!

By.ゾンビボス】


「こっちはちょっぴりかっこいいな!」

「ま、少しはな? ……じゃあ次のエリアに出発するか〜」


「お、おい! オニユリちゃんとガーベラちゃん!」

「お? おじさんじゃん俺らに用、どうした?」


「お守りだい、持ってきな!」


「私らが好きな翡翠の宝石じゃん!」

「おお、ありがてえ! ありがとうおっちゃん!」


翡翠、緑の宝石が入った袋をくれた。

意味は……何だったっけ?


「じゃあ俺ら行くから、じゃあな〜!」

「ありがとう〜!」


バイクに乗り、次のエリアに向かった。


「今から「挑戦状」を書いた奴の場所を探す旅を初める!」

「えいえい……」


()()()






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