表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/3

第1章 第1話 ~目標決定、実行~

1話です、2つ目です、

楽しんでいってください

王に束縛されないというのは物凄く気分が良いらしい、朝の散歩は初めてだからというのもあるが今日は本当に気分が良い


今なら3000m離れていても1mm違わず当てられそうだ。


そんなことはさておき、今日は何をしよう、

実は王を殺してから既に3日、あれから何もできていないのだ、


そして勇者を殺す、といってもどこに勇者がいるか分からない、それに手掛かりもたった一つだけ、おまけに不確かな情報だ

それは勇者がムリンという街で生まれることが多いということ、そして勇者は幼少期、いじめられていたりなんらかの闇を抱えていることが多いらしい、正直そんなのどうやって見つければ良いのかさっぱり分からない、


どうしよう、今更だが本当にまずい、

とりあえず王都からムリンに行こう、

もしかしたらその道中で勇者に出会うかもしれない、


思い立ったら即実行、私は散歩を中断して宿に戻った




にしてもこの宿は入り組み過ぎている

毎日形状が変わっているのかもしれない、

宿の名前はラビリンス、名前通り迷宮のように入り組んでいる、


そして私も当然ながら迷っている


「一体どうなって…」


右の通路を見る、しかし私の部屋ではない、

左の通路を見る、その先には曲がり道、

昨日は右に曲がり角があったような…


やっぱり通路が変わっている

これはもうどうしようもうない


「テレポート」


小さく呟いて自室に瞬間移動した。

最近存在に気付いた私の第2のスキル、そして誰もがいつかは使いたいと思うであろう能力、テレポートである、ちなみにここ世界で能力の名前はただの固有名詞でしかない、ただ私が元々いた世界ではしっかりと意味が存在していた


私は英語が苦手だから意味は全く覚えていないが大体、瞬間移動みたいな意味を持っていた、と思う


相棒を手に取ろうとするが、手が掴んだのは虚空だった、そういえばさっき万が一に備えて隠したんだった


埃を被った茶色いソファの下を覗いた、

パッと見はただ闇が広がるだけだが、手を突っ込めばそこに頑丈そうなプラスチックの何かがあることが分かる、それをそっとソファの下から引き出すと真っ黒なベルト付きの箱が姿を現す、ソファの下はかなり埃が溜まっていたようで、ベルトには少ないとは言えない量の埃で灰色っぽくなっている、本来なら汚いと思うのになんだかこれはこれで味が出ていてかっこいいと思ってしまった。


っと、そんなことを考えている場合じゃなかった、早くムリンに行こう


ケースのベルトを肩に掛けたその時、恐ろしい事実に気付いてしまった、私はこの宿以外にテレポート地点をセットしていない、つまり私がここから出るには迷宮を脱出しなければならない…


「はぁ」


思わずため息を吐いてしまった

部屋の外に出てそっと錠を閉めた、


静かな迷宮の1部である廊下にガチャンというどこか気持ちのいい音が鳴り響いた



ランタンが吊るされた廊下をただひたすら歩く、T字路に行き当たれば 考えるのがもうめんどくさくなったので適当に右を選んでひたすら歩く、


十字路、真っ直ぐな道…


そういえば他にも人が泊まっているはずなのに誰ともすれ違ってないような、まぁまだ昼のど真ん中、きっと外で観光でもしているのだろう


そんなことよりも早く脱出しよう、

また歩き始める、すると視界が歪み出す

しかし後ろを振り返ってみると壁や床は歪んでいない、どうやら道が続いているように見えるトリックアートらしい、


あ、トリックアートの中心にドアノブがない扉が…


もう二度とこの宿に泊まらなくて済みますように と願いながら宿を出た。




ムリンに行くのに最も賢い手段は馬車に乗ることなのだが…生憎私はそんな量の金を持っていない、つまり徒歩…ムリンまで直接行くとなるとかなり時間がかかり過ぎてしまう、

いくつかの街を経由して行こうと思っている、

この方法なら運が良ければ途中で勇者に会えるかもしれない、



1番近い街は何処だっただろうか、

確か、ステップールという名前の防衛施設が多い街だったはず、まずそこに向かおう______




王都から出て既に2日、まだステップールの防衛壁が見えない、もしかしたらどこかで道を間違えたのでは?と思うと背筋がゾッとする、


というかそろそろ何か食べないと倒れる気がする、そう思っていると丁度いい所に 小さな白い兎が、


すぐさま音を立てないようにスナイパーライフルをケースから取り出して兎の頭に狙いを付けて引き金を引いた。

狙いは全く違わず、見事に頭を貫いた


しかし威力が高すぎたらしく、兎は肉片すら残さずに飛び散った血だけを残して消えてしまった、


「はぁ…」


どうしよう、そろそろ倒れそうだ、

あぁ…ついに女の人の幻覚が…………


そこで私の意識は途絶えた


最後まで読んで頂きありがとうございます、


気付けば少ないとは言えない数の小説を書いています、ダントファングは一体何話で章が変わるのか、今作の続きは無事に出されるのか、オロサインスの存在は忘れ去られていないか、など 様々な懸念がありますがこれからも是非僕らを応援してください


最後まで読んでくださった皆様に感謝の気持ちを込めて力強い弾丸を!!!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ