肉屋
「これで牛が手に入った。次は、肉屋に行って、牛肉を調理してもらう」
「分かった」
オーキャラ達は肉屋に向かった。
「こんにちは。牛肉を持ってきました」
「おう。待ってたぜ。でっかい肉だなぁ。これは期待できそうだなぁ」
「よろしくお願いします」
「任せろ。最高の肉にしてやるからな」
「楽しみにしています」
こうして肉屋で調理してもらった牛肉を受け取った。
「さて、後は家に帰るだけだ」
「うん」
オーキャラ達は家に戻っていった。
「ただいま戻りました」
「おかえりなさい。二人とも」
メイは留守番であった。
「無事に帰ってきたみたいだね」
「はい。無事に戻りました」
「ところで、肉は買えたかな?」
「もちろんですよ」
オーキャラは牛肉を取り出した。
「これが、その肉だよ」
「おお! すごいね。立派な牛じゃないか」
「そうだろう。なかなかの品だと思う」
「うん。これなら大食い大会に勝てるかもしれない」
「任せてくれ。必ず優勝するからな。それから、肉を焼くための鉄板を用意できるだろうか?」
「ああ。大丈夫だ。ちょっと待っていてくれ」
「頼む」
しばらくして、肉焼き用の鉄板が届いた。
「はい。持ってきたよ」
「ありがとう。助かる」
「いえいえ。困った時はお互い様だからね」
「では、早速ステーキを作っていこう」
オーキャラは、キッチンへと向かった。
「まずは、この牛肉をカットしていく」
オーキャラは、包丁を使って肉を切り分けていった。そして、切り分けられたブロック肉をフライパンに乗せると、そこに塩コショウを振りかけた。
「次に、これを弱火にかけて、じっくりと加熱する。こうすることで、余計な脂を落としていくんだ」
「なるほど。そういうやり方もあるのか」
「ちなみに、この時に出る煙には旨味が含まれているため、捨てずに、そのまま吸い込むようにしよう」
「了解」
「この作業を何度も繰り返して、ようやく完成だ」
「よし。早速食べてみよう」
「うむ。頂きます」
「私も食べる~」
「おぉ……。美味いな」
「うん。すごくジューシーで、とっても柔らかいよ」
「ふぅ。満足した」
「もう食べられないよ」
「それは良かった」
「しかし、これだけの量を食べるとなると、かなり大変だったんじゃないか?」
「そうだねぇ。確かに、最初はキツかったかもね。でも、途中からは慣れてきたというか、むしろ楽しくなってきた感じがあったね」
「なるほどね。まあ、楽しんでくれたようで何よりだ」
「うん。楽しかった」
「それじゃあ、今日は早めに寝ようか」
「はーい」
「おやすみ。二人とも」
「お休みなさーい」
こうして三人は眠りについた。