ラグビーへの護衛
オーキャラは起きて身支度を整える。
「おはようございます」
「おう、おはよう!」
「ぐっすり眠れたか?」
「はい!」
「それなら良かった」
朝食を済ませると、ギルドへ向かった。受付に行くと、依頼票を見ていく。
「うーん、なかなか良いのがないな……」
「ええ、そうですね……」
「やっぱり、討伐の依頼は人気だからなあ」
「仕方ない。地道に探すしかないか……」
とりあえず、商人のリムルの護衛を引き受けた。目的地は商業都市ラグビーである。
「よし、行くとしよう」
馬車に乗って出発し、街道を進んでいく。しばらく進んでいると、前方に魔物が現れた。
「グオォ~!!」
「グルルル……」
「キシャーッ!」
オークやゴブリンなどの亜人種である。
「皆さん、お願いします!」
「おう!」
「任せてください!」
オーキャラとボールは武器を構え、戦いが始まった。
「とりゃあ!」
ザシュッ!
「えいっ!」
ズバッ!
「せいっ!」
ドカッ!
「うおぉぉ~!!」
ガキン!! オーキャラも杖を振るった。
「おりゃあ!」
ザンッ!
「ギャアァ~!?」
「こいつら、結構強いな……」
オーキャラが呟いた。
「確かに、今まで戦った敵とは格が違うね」
ボールが言った。
「だが、負ける訳にはいかないぞ。グルメ魔法・フライドポテト」
魔物は熱々のフライドポテトになった。
「ふう、終わったね」
「ええ……」
「しかし、かなり強かったな……」
「はい、まさかここまで手強くなっているなんて……」
「油断せずに行こう」
一行は更に進んでいった。やがて森が見えてきた。
「森を抜けると目的地だな」
「そうですね」
「いよいよですね……」
すると、茂みの中から何かが出てきた。
「ギィ……?」
「ギイィ~……」
それはゴブリンであった。数は五体いる。
「まずいな……」
「ええ、これでは……」
すると、一匹がこちらに気付いた。
「ギィー!」
仲間を呼ぶと、一斉に襲い掛かってきた。
「応戦するぞ!」
「はい!」
ザシュッ!
「ギュウゥ~……」
「ギギー!」
「せいっ!」
ザクッ!
「ギョエー……」
「そりゃあぁ~!」
ザシュ!
「ギャアー!」
「やあぁ~!」
ブンッ!
「グゲェ……」
「グルメ魔法・スパゲティ」
ゴブリンはスパゲティになった。しかし、まだ残っている。
「あと少しだ。グルメ魔法・シュークリーム」
ゴブリンはシュークリームになった。これで全てのゴブリンを倒した。
「はぁ、はぁ……」
「やっと片付いた……」
「さすがに疲れましたね……」
「ああ……」
「ふぅ……」
辺りを警戒しながら休憩していると、一人の男がやって来た。
「どうしたんだ?こんなところで……」
「えっ、あなたは……」
その男に見覚えがあった。
「久しぶりだな」
「どうしてここに?」
「俺はこの近くで商売をしているんだよ」
「そうなんですか」
「まあ、たまに魔物が出るから気を付けないとな」
「そうですね……」
「あんたらも、早く帰った方がいいぜ」
「わかりました。ありがとうございます」
オーキャラ達は村へ向かって出発した。
「あの人って、前に会った商人さんよね?うん、間違いないと思う」
「そうですね。また会う事になるとは思いませんでしたけど……」




