表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/37

薬草採取

オーキャラとボールとメイが冒険者ギルドに行くと、いつものように受付嬢が出迎えてくれた。

「おはようございます! 皆さん」

「ああ……おはよう」

オーキャラたちが挨拶を返すと、彼女は微笑んだ。

「今日はどのような用件で?」

「依頼を受けに来たんだ」

「分かりました。では、こちらの依頼書を持って行ってください」

「ありがとう」

オーキャラは依頼書を受け取って、掲示板に向かった。そこには、様々な種類の仕事が張り出されていた。

「どれにするかな……」

「う~ん……。迷っちゃうわね」

三人が悩んでいると、一人の男が声を掛けて来た。

「おい、お前たち。もしかして、新人の冒険者たちかい?」

「そうだよ」

「やっぱりな。だったら、俺が色々と教えてやるぜ。何せ、俺は先輩だからな!」

男は得意げな顔で言った。すると、メイが質問をした。

「あなたはどうしてここにいるの?」

「俺はここに来る常連なんだ。お前たちは新人みたいだな。俺がアドバイスしてやろう。まずは――」

男の話が長引きそうになったため、オーキャラが割って入った。

「悪いけど、俺たちは急いでいるからもう行くよ」

「おい、待ってくれよ」

「じゃあ、また」

「何だったのかしら……今の人は」

「さぁ……。まあいいじゃないか。それより、早く仕事を探そう」

「それもそうね」

三人は手分けをして依頼を探すことにした。

「これなんかどうかしら?」

「うん。悪くないと思う」

「こっちは?」

「いいんじゃないか」

「これはどう?」

「いい感じだと思うぞ」

「ふふっ。ありがとう」

メイは笑顔でお礼を言った。三人で話し合い、最終的に決めたのは、薬草採取の仕事であった。

「これにしよう」

「ええ」

三人は手続きを終えて、街を出た。そして、目的地に向かって歩き出した。しばらく歩いていると、森が見えてきた。その森の中には沢山の薬草が生えているらしい。

「この辺りでいいか」

「そうね」

三人は適当な場所で立ち止まった。そして、早速、作業に取り掛かった。

「この辺にあるはずなんだけど……」

「なかなか見つからないわね」

目的の物を探しているうちに、日が暮れてしまった。仕方なく、この日は帰ることにして、宿に戻った。翌日、再び同じ場所に行き、捜索を再開した。しかし、結局見つからなかった。

それから数日間、探し続けたが成果は得られなかった。そのため、一旦諦めることにした。

「仕方がない。別の方法を考えよう」

「分かったわ」

それから、他の方法を考えてみた。しかし、良い案は思い浮かばなかった。

「困ったわね……このままだと報酬を受け取れないかもしれない」

「そうだな……」

「どうする?」

「うーん……」

考え込んでいると、ボールが何か思いついたように手を叩いた。そして言った。

「ねえ。こういうのはどうかしら? 私たちだけで見つけるんじゃなくて、街の人たちにも協力してもらって、一緒に探すの」

「なるほど……」

確かにその方法は有効かもしれなかった。だが、問題がある。それは、自分たち以外の人間が協力してくれるかということだ。

「でも、そんなことをしたら、時間がかかるぞ」

「そうよね……」

「それに、私たちが依頼を達成したということにもならない」

「そうね……」

三人は頭を抱えた。

「あのね……。ちょっと聞いてほしいことがあるの」

「ん……何だ?」

「実は――」

メイの話を聞いて、オーキャラは驚いた。彼女が考えた作戦とは、自分たちの知り合いに助力を求めるというものだった。

「本当にそれで上手くいくのか?」

「分からないわ……だけど、やってみないと始まらないじゃない?」

「……そうだな」

オーキャラは少し悩んだ後、メイの提案を受け入れた。それから、三人は知人に話を持ち掛けて、手伝ってもらうことになった。その結果、多くの人間が集まってきた。集まった者たちは、皆、冒険者ギルドに依頼された仕事で忙しい者ばかりだった。中には、商人や職人もいた。彼らは、仕事の合間を縫って、手伝いに来てくれたのだ。

こうして、大勢の人々の協力を得て、オーキャラたちは目的を果たすことができた。そして、無事に報酬を受け取ることができたのである。

「良かった。これで安心して旅を続けられる」

「そうね」

三人は喜びあった。そして、次の町を目指して出発したのであった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ