青い髪の少女
オーキャラとボールは森の中に迷い込んだ。
「困りましたね」
オーキャラは言った。
「そうだね」
ボールも同意する。オーキャラとボールは森を彷徨う。
「ん?」
ボールはあることに気づく。
「どうしました?」
オーキャラは尋ねる。
「誰かいるみたい」
ボールは言った。
「え?」
オーキャラが疑問の声を上げる。ボールの視線の先には、人影があった。それは少年と少女であった。
「あの子たちって、誰でしょう?」
オーキャラは尋ねた。
「さあ? 私にも分からない」
ボールは答える。
「とりあえず、話しかけてみようか?」
「うん」
オーキャラとボールは二人の方に近づく。
「あのー、すみません」
オーキャラは話しかけた。
「はい?」
少女が反応した。彼女は青い髪の少女で、眼鏡をつけている。
「あなたたちは、どちら様ですか?」
「私はオーキャラと言います。こちらはボールさんです」
オーキャラは自己紹介をする。
「オーキャラさんとボールさんですか。変わった名前ですね」
「よく言われます」
オーキャラは苦笑する。
「それで、何か御用でしょうか?」
「実は私たち、道に迷ってしまいまして。よろしければ、町の場所を教えてもらえないかなと思いまして」
「なるほど。そういうことでしたら、お安いご用ですよ」
「ありがとうございます」
オーキャラは礼を言う。
「それでは、町まで案内します」
「よろしくお願いします」
オーキャラとボールは頭を下げる。こうして、オーキャラは町への道のりを知ることができた。その道中、その道中、オーキャラとボールは色々な話をした。
「へぇ。オーキャラさんとボールさんは、旅をしているんですか」
青髪の少女は感心するように言う。
「はい。そうです」
オーキャラは答える。
「すごいです」
「そんなことありませんよ」
オーキャラは謙遜した。
「ところで、あなたどうしてこの森にいるのですか?」
オーキャラは質問した。
「私は、ここで修行しているのです」
「修行ですか?」
オーキャラは首を傾げる。
「はい。そうです」
「どんなことをされているのですか?」
「それは秘密です」
「そうですか……」
オーキャラは残念そうな顔をした。
「でも、いつか教えてくださいね」
青髪の少女は微笑む。
「分かりました」
オーキャラは答えた。
「あっ、見えてきましたよ」
ボールが指差す方向には町があった。
「本当だ!」
オーキャラは嬉しそうに言う。そして、オーキャラとボールは町に入った。
「着きましたね」
「うん」
二人は町の中を歩く。
「この町には、何があるんでしょう?」
オーキャラはボールに問いかける。
「さぁ……」
ボールは首を傾げた。
「まあいいか。とにかく、宿に行きましょう」
オーキャラは言った。
「そうだね」
ボールも同意する。その後、オーキャラとボールは宿屋に泊まった。次の日の朝、オーキャラとボールは再び歩き出す。しばらくすると、今度は犬と出会った。
「こんにちわ」
オーキャラは声をかける。しかし、返事はない。
「あれれ?」
オーキャラは首を傾げた。
「おかしいな……?」
ボールも同意する。オーキャラとボールは犬を追いかけた。だが、なかなか追いつけない。やがて、見失ってしまった。
「どこに行ったんだろう?」
ボールが呟く。
「さあ? 分からない」
オーキャラは困ったように言う。
「とりあえず、探してみようか?」
ボールは提案した。
「うん。それがいいかも」
オーキャラは賛成する。こうして、オーキャラとボールはまた歩き出した。その後も、何度か犬と出会うのだが、捕まえることができないでいた。日が落ち始めた頃、ボールは提案をした。
「今日はこの辺にしておこう」
「分かった」
オーキャラは了承し、今日のところは休むことにした。夜になり、オーキャラとボールは寝ることにした。