地獄の業火に焼かれ続けた少年、その後の未来
ヴァルフレア
世界中を冒険し、世界最強の炎使いとしてその名を轟かせた。
冒険後は呪術師の村に戻り、のんびり畑を耕したり、村の発展に尽くす。
タックたちの墓を作った後は、毎日の掃除やお参りを欠かさなかった。
愛する妻や子供たちに囲まれ、幸せに暮らしたという。
プリム
フレアの冒険の傍には、いつもプリムがいた。
冒険後はフレアと共に暮らす。のちに第一子となる女の子を出産。プリメラと名付けた。
愛する娘と夫、同士たちに囲まれ、幸せな毎日を送っている。
カグヤ
フレアの相棒にして初めての相手。
冒険者カグヤ、冒険者フレアのコンビは伝説となり、特級冒険者序列二位『銀狼』カグヤとして世界中にその名を轟かせた。
冒険後は村に戻り道場を設立。神風流を後世に伝えようと努力する。
フレアとの間に双子が生まれ、男の子をグレン、女の子をランと名付け溺愛する。二人に神風流を伝授しようとするが、姉のランは父フレアの呪闘流を習いたがったという。
ミカエル
天使の力を失ったことに後悔は全くないようだ。
フレアを最強の炎と認め、その傍に寄り添う。
力を失ったあとは性格も大人しくなる。冒険が終わり村に戻った後、どういうわけか妊娠、長男ウリエルを出産。
天使に生殖機能はないはずなのだが、フレアは「神様……あの創造神からの贈り物じゃね?」と喜び、ミカエルも涙を流したという。
のちに、天使の力を失った天使は『人間』になることができると判明。世界中の天使の二割ほどが力を捨て、人間として生活を始めるきっかけとなった。
アイシェラ
冒険後は村の自警団の団長として、日々訓練を続ける。
プリムの娘プリメラを溺愛。だが、幸せなプリムを見て自分も子供が欲しくなりフレアと結ばれる。生まれた息子にジークハルトと名付け、プリメラの騎士として育てている。
フレアと結ばれたことは、初めて女の幸せを感じた瞬間でもあったという。
クロネ
暗殺者は廃業。薬師として村で薬屋を続けた。
フレアとの間に娘マオを授かる。獣人と人間の間に子ができると、獣人か人間のどちらかが生まれるが、マオは猫族として生まれた。
フレアはマオを可愛がり、クロネは人生最高の幸せを感じていたという。
シラヌイ
霊獣のシラヌイは死んでも転生するため子を作ることはない。生涯、フレアの傍に寄り添い、その生を全うしたという……が、死んで転生してもなぜかフレアの傍で転生し、村には『炎の霊獣シラヌイ』伝説として語られたという。
地獄炎の魔王たち
フレアの中で、フレアが死ぬまでのんびり過ごした。
フレア没後、魔王宝珠は溶けるように地面と同化。魔王たちは世界とひとつになり、この世界を永遠と見守っている。