登場人物・フレアたち(詳しいデータ)
〇ヴァルフレア 通称フレア 16歳 男
呪術師の村で育った少年。
地獄門のそばに捨てられていたのをタックに拾われ育てられる。
両親は死んだと聞いていたが、零式創世炎の残り火が世界に触れたことで生まれた『人間』なので、生みの親はいない。しいて言うなら世界そのもの。
タックから呪闘流を習い、ヴァジュリから呪術を習う。本当はラルゴから武器術、マンドラから地獄炎の使い方を習う予定だった。だが、地獄門の生贄となり16歳で死亡する。
だが、地獄炎に触れても死ななかった。これは、原初の炎である零式創世炎から生まれたフレアと地獄炎は同質の炎だから。肉体は燃えたが魂は燃えなかった。それどころか、地獄門の奥に眠っていた零式創世炎の欠片が目覚め、フレアの魂に取り込まれた。
七つの地獄炎と零式創世炎を取り込み千年ぶりに復活。呪術師の村はすでに滅び、たまたま出会ったプリムとアイシェラの護衛として世界中を旅することになる。
武器は拳、呪術、地獄炎。
タックは絶対に言わなかったが、格闘技の才能はタックをも超え、十年ほどの修行で基礎四大行(流・甲・滅・蝕)の奥義『極』を習得した。呪術師の長い歴史から見ても異例。本来なら生涯をかけて習得するのが基礎四大行の『極』で、一つでも使えれば呪術師の村では達人級。タックでさえ甲の型の『極』は習得できなかった。フレアはタックの言葉だけで完全に習得し、周囲を驚かせた。
好きな食べ物は全部(好きか大好きのどちらか)
趣味は呪業(肉体に呪いと負荷をかけて行う修行)
羞恥心が薄く、男と女の違いは「下に付いてるか、胸があるか」程度。これは呪術師たち全員に共通し、水浴びや着替えなども男女一緒だった。ちなみに呪術師の村では一夫多妻制。
〇プリマヴェーラ 通称プリム 16歳 女
ホワイトパール王国第七王女。つまりお姫様。
『神癒』という能力を持つ『特異種』で、怪我を治すことができる。後にガブリエルの力を注がれ、怪我だけでなく病気や毒も治すことができるようになった。
王位継承権を放棄し、護衛騎士アイシェラと国外逃亡しようとしていた。そこでフレアと出会い護衛を依頼する。国外逃亡の理由はホワイトパール王国が天使崇拝国家で、特異種という存在を疎ましがっていたから。16歳になったら国を出ることを決意していた。
のちに、天使に狙われ命の危機に陥るがフレアに救ってもらう。ブルーサファイア王国で平穏な暮らしをしようと考えていたが、元婚約者にギーシュに知らぬ間に陥れられそうになる。だが、堕天使の一人ガブリエルに救われる。
その後。ガブリエルに「おつかい」を頼まれ、アイシェラ、クロネと共に冒険。イエロートパーズ王国でフレアと再会し、念願の冒険に出発した。
好きな食べ物は蛇、サソリ、昆虫(食べるため)
嫌いなものはアイシェラのセクハラ。
自分を守ってくれるフレアに好意を抱いている。
〇アイシェラ 17歳 女
ホワイトパール王国第七王女護衛筆頭騎士。
ホワイトパール王国騎士団の騎士。アイシェラの父が団長で、兄が五人いる騎士一家。
騎士団長である父に匹敵する剣の遣い手。だが、幼少期のころから末娘が五人の兄より剣術が上手いというのは世間体が悪いため、同じ末王女であるプリムの専属騎士となった。
男より女の子が好き。理由は、五人の兄があまりにも男としてみっともないため。
『男ってこんなにも弱く情けないのか。だったら女の子のがいい。特に……姫様!!』という偏った思考になる。おかげで狂ったようにプリムを溺愛するようになった。
趣味はプリム。好きなのもプリム。嫌いなのはプリムに近づく男、つまりフレア。だが最近はフレアを見直し、男として信用している。
パープルアメジスト王国で魔道機関に触れたことで、魔道機関に興味を持つ。
のちに手に入れた最新型ゴーレム『ブルーパンサー』のメンテナンス作業はアイシェラの手で行われている。
実は、騎士で剣を振るうが、槍の方が得意。なので、ブルーパンサーには槍をメインとした武装を搭載している。
プリムを溺愛している。だが、プリムがフレアを気にしていることに気付いている。
フレアを男として見ている。だが、恋愛的な感情は今のところない。
〇クロネ 15歳 女 猫獣人
猫の獣人。暗殺者、スカウト、情報屋と多岐にわたり商売していた。
当初は、ホワイトパール王国から「プリムの死体回収」の依頼を受けていた。だが天使が失敗したためフレアの暗殺を決意。あっさり返り討ちにあう。そしてプリムに雇われ、ホワイトパール王国に暗殺成功の報告をした。
その後。ブルーサファイア王国にいるプリムの元へ報告。そのままブルーサファイア王国で情報収集をしようと空き家に入ったが、その家が堕天使ガブリエルの家で再び捕まってしまう。そして、ガブリエルの小間使いとしてコキ使われていたところで「おつかい」に同行させられる。
そのまま、プリムたちの旅に同行し、冒険することになる。
武器は身体に仕込んだ暗器。毒針、煙玉、投げナイフ、短弓。格闘技にも精通し、猫獣人ならではの高い身体能力を持つ。特に夜目が利くので暗殺が得意。
出身はイエロートパーズ王国外れにあった獣人の村。特級冒険者ブリコラージュの命令で獣人狩りにあい村は滅び、運よく逃げ出せたクロネは暗殺者に拾われ育てられる。
暗殺者になったのは、村を滅ぼした何者かを見つけ殺すため。長い暗殺者生活で故郷も両親の顔も忘れたころに復讐対象であるブリコラージュを発見。だが、すでに復讐心が薄れていた。
だが、フレアの呪術により『寿命が尽きるまで苦しむ呪術』によってブリコラージュへの復讐がなされた。
フレアに感謝している。実はフレアに撫でられるのけっこう好き。
〇カグヤ 16歳 女
足技を主体とする『神風流』の七代目皆伝。『銀狼』という称号を名乗ることを許されている。
プリムと同じ『特異種』で、『神脚』という「足に限りなんでもできる」という能力を持つ。足を自在に伸ばしたり、巨大化させたり、柔らかくしたり固めたりと変幻自在。カグヤが「下半身」と認識している物も影響を受けるので、服や装備品も伸びたり固くなる。
神風流道場がある山のふもとに捨てられていた孤児。そのまま先代『銀狼』とその妻に育てられた。
名前の由来は「月にはカグヤヒメという美しい女神が住んでいる。カグヤが拾われたのが美しい月の晩だったから」という理由。
長い銀髪にエメラルドグリーンの瞳を持つ美少女。スタイルも抜群。だが、男っぽい仕草や女の子らしくないニヤッとした笑いを浮かべるなど色気はあまりない。
育ての親が死んだ後、レッドルビー王国で冒険者となる。だが、獲物の横取りや気に入らない冒険者に喧嘩をふっかけて叩きのめしたりとやりたい放題。実力は特級冒険者に匹敵するが不祥事だらけで最下級の等級のままだった。
フレアと出会い勝負を挑むが呪術により返り討ちにあう。
フレアに興味を持ち同行。最初こそいがみ合っていたが、今では互いに背中を合わせるくらい信用している。自覚はまだしていないが、フレアに強く惹かれている。
実力は十二使徒レベル。能力を使わない肉弾戦だったらフレアと互角。
〇シラヌイ 霊獣 犬 かわいい
フレアがホワイトパール王国で買った犬。
馬屋のおじさんを救うため、たまたま馬屋の厩舎で昼寝していたシラヌイを買った。だが実際には野良犬で、厩舎の藁が気持ちよかったので寝ていただけ。
正体は『炎犬アマテラス』という『炎』を司る霊獣。世界で一匹しかいない貴重な生物。魔獣とは別種の存在で、悠久の時を生きる。死んでも『転生』するので実際は死なない。
実は、先代『炎犬アマテラス』が事故死し、新たに生まれたばかり。
フレアと出会った日にたまたま馬屋の厩舎で『転生』した。
大きさは小型犬ほど。だが、身体に炎を灯すと急激に成長し成犬より巨大になる。
今は第一階梯天使くらいの強さだが、成長すると十二使徒レベルになる可能性がある。
フレアが大好き。理由は、フレアから香る地獄炎がとてもいい香りだから。
〇ナクシャトラ 800歳くらい 通称ナキ
人間とエルフの混血。ハーフエルフ。
浅黒い肌にエメラルドグリーンの髪。外見は二十代半ばだが、実年齢は800歳を超えている。
人の血が混ざっているため『特異種』の能力を持つ。能力名は『群体制御』
腰にある矢筒から『ヤカ』という短矢を飛ばして自在に操る。弓矢いらず。
エルフの中ではトップレベルの戦士。だが龍人族には勝てず言いなりになっていた。
フレアたちに倒され、「こいつらなら龍人族を倒せる」と確信。協力する。
そのままフレアたちに同行することになる。
好きな物は女と酒。他人の恋バナにも興味あり。
フレアと女性陣の恋愛関係が気になり、よく酒の肴にしている。
ちなみに、ナキの好みは年上。