表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
82/136

第82話 携帯メール

蚊山はコンテナの陰に潜んで



後方の様子をうかがった。



殺し屋の二人が



車の中の島塚を



冷ややかに見ている。



「よし、今のうちだ。」



蚊山は暗がりを選んで



一目散に走った。



これからどうしたらいいのだろう。



組織から命を狙われてしまっては



いくら空手が強くても



多勢に無勢で勝ち目はない。



何とかならないか。



不意に発角の顔が脳裏に浮かんだ。



そうだ、



俺が消されようとしているということは



発角達も危ない



ということではないのか。



だとすると、



これはすぐに知らせなければ。



意識は強い圧迫を受けているが



頭は冷静に判断していた。



蚊山は運良く



ちょうど客を降ろしたばかりの



タクシーを見つけると手を挙げた。



タクシーに乗り込むと



最寄りの駅に行くように告げて



携帯のメールを打ち始めた。



発角と中堀と竜森がマンションに集まって、



これからどのようにしていくのか



話し合っていたが



打つ手が見当たらない。



数日前に鮫谷から



大上の尾行に失敗して



見失ってしまったと



連絡が入っていたのだ。



この仕事から離れるには



首謀者を見つけて



消してしまうしか抜ける方法がないが



首謀者を特定することが出来るのか。



不可能に思えて



全員が重苦しい気持ちになっていた。



突然、



発角の携帯電話がなって



メールが入って来た。



話しを中断して



メールを読んだ発角の顔が



パッと輝いて



「やっと首謀者がわかったぞ。



極斬会熊虎組の組長



飯山剛太が仕組んでいたんだ。



蚊山が殺されかけて逃げている。



このことを大魔会魔崎組と



狂龍会寺野組に知らせれば



どうなるかな。」



悪戯っぽく笑いながら言った。



「俺達を虚仮こけにしやがった飯山を許せねえ。



魔崎組と寺野組を動かして



っちまいましょう。」



みんなが口々に言った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ