設定詳細Ⅰ
「レクス・テリオニズ」
2004年頃から普及したスマートフォンの次世代版。
空間投影方式が採用され、液晶ディスプレイを必要とせず、持ち運びに便利な小型の形状をしている。バタフライナイフのような形を模しており、レクス中央にある指紋認証型のボタンを押すと開くようになっている。小型カメラから顔認証も行えるため、他人に悪用されるリスクは低い。
更に、シェアモード、プライベートモードと言う機能があり、シェアモードでは周りの人間が自由に自分の画面を覗くことができる。皆で映画を見たい時、会社で企画提案するときなどに用いられる。
プライベートモードでは自分以外の人間が画面に干渉する事ができず、操作内容の一切を見ることが出来ない。主に他人に見られたくない内容や個人的な相手にメールを送る時、周りの目を気にせずに操作することが出来る。基本皆こっちに設定している。
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「オーゼワン、プライシモ、ヴェルヴァ―ナ」
人間兵器を世代ごとに分けた総称だ。
オーゼワンは46年に開発されたビュレチヒトを投与された「始まりの守護者」である。この時代のビューレは現在ほど強力ではなく、数人束でようやくオズを倒せるかどうか程度であった。
プライシモは67年から74年まで続いた「変革の小太刀」である。これは後に更に強力な人間を生み出すと想像が出来た為の総称だ。この時代に「戦場の悪魔」と呼ばれた身元不明の戦士が誕生した。
ヴェルヴァ―ナは現在銅の生きる時代の「種の希望」である。オーゼワン、プライシモを遥かに凌駕する圧倒的な能力を有する、今までとは完全に異なる「別種」だ。これは薬が人を選び、無差別に能力が付与された第二世代までと違い、「無適正」だと、ビュレチヒトの基本スペックである能力増強の効果すら付与されない。
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「ビューレ」
ビュレチヒトを投与された人間の総称。全世代に共通する呼び名だ。
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「オズ」
元過激派組織の人間が集まり創設した「ピュリファイ」によって創り出された災厄の操縦型兵器。
戦車の数十倍の火力を持っており、戦車の砲弾で傷一つ付かない強靭な装甲をしている。加えて時速150キロ以上ものスピードで走行可能で、オーゼワンではかなりの被害を被った。
オズは現在も進化を続けており、いつ新型のオズが現れても不思議ではない。その為日本の教育機関(高校以上)は入学と同時にビュレチヒトの投与を義務化している。
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