第22話 鮮血の蛇
章タイトルを変えました。皇国編だけでも長くなりそうでしたので。
ここから暫く、三人称視点になります。背後関係を明らかにする場面が多くなる為です。(無論全て明らかになる訳ではありませんが)
「娘を、娘を助けて下さい!」
その声が響き渡ると、一瞬にしてギルド内は重苦しい静寂に包まれる。誰もが直ぐには反応出来ず、戸惑いと躊躇いに支配されて動けないでいた。
そんな中、いち早く行動を起こしたのは───。
「奥さん、娘とはミリーのことか。ミリーがどうかしたのか?」
「白夜さん······」
床に崩れ伏したローラに近付き、その傍らに膝を突いて問い掛けたのは白夜だった。
「おば様っ」
白夜について来ていたセツナも、我に返り駆け寄って来る。それに従い、周囲も止まっていた時間が動き出したかのようにざわつき始める。
「セツナさん······、ミリーが······ミリーが······」
必死の思いで駆け込んで来た為に、息も絶え絶えの様子で言葉を詰まらせるローラ。それに寄り添うように支えながら、セツナが先を促す。
「ミリーちゃんに何があったんですか?」
「───盗賊にっ、拐われてっ!」
「!」
その言葉に衝撃を受けて絶句するセツナ。コハルと共にミリーとは仲が良かっただけに、そのショックは大きかった。
「詳しく聞かせてくれないか」
白夜が落ち着いた口調でローラに訊ねる。白夜としても、先日懐いて来ていたミリーの凶事に少なからずショックを受けていたが、ローラを落ち着かせる為に努めて冷静に事態を把握しようとしていた。
「え、ええ、ごめんなさい。取り乱してしまって」
呼吸を整え、少し落ち着きを取り戻したローラは、悲痛な表情ながらも何があったかを話し始める。
「朝早くに、ミリーと森へ野草を採りに行ったの。天気も良かったし、食材の在庫も切れ掛かっていたから。今度あなたにご馳走するんだって、あの子も張り切っていたわ」
「二人だけで行ったのか?」
いくらなんでも危険過ぎる、白夜がそう思ったとしても無理はない。浅い部分でも森には魔物が跋扈しているのだ。例え低レベルの魔物であっても、普通の人間にとっては十分以上の驚異となるはずだ。
そんな白夜の心の内に気付いたローラは、弱々しい笑みを見せながら答えた。
「これでも昔は冒険者をしていたのよ。尤も、Dランク止まりだったけれど」
Dランクの冒険者なら、確かにあの辺りの魔物程度はどうにでもなるだろうが。
「しかし、ミリーは······」
「そうね······、最初は駄目って言ったのだけど、あの子がどうしてもついて行くって聞かなくて」
仕方なく折れたの、とローラは唇を噛み締めて後悔の念にかられていた。何時もなら一人で行くところを、偶々一緒に居た為に拐われてしまったのだ。ローラにしてみたら、悔やんでも悔やみ切れないだろう。
「あの子、ずっと冒険者になりたがっていたの。セツナさんが羨ましいって、何時も言っていたわ」
「······」
セツナも心当たりがあるのだろう。複雑な表情をしていた。頼まれて稽古をつけたこともあったが、お世辞にも筋が良いとは言えなかった。冒険者がそんな甘い職業でないことはミリー自身にも分かっていたが、それでも諦め切れないと言っていたことをセツナは思い出す。
「私が一緒に行っていれば······」
セツナはつい、そう零してしまう。
「今は仮定の話をしても意味がない。それよりも、拐われた時の状況を話してくれないか」
不毛になり掛けた流れを打ち切り、本題へと戻す白夜。ローラも頷いていた。
「相手の盗賊は何人いたんだ?」
「三人よ······」
「······少ないな。普通盗賊というのは、もっと多人数で徒党を組んでいるものなんじゃないのか?」
白夜の盗賊に対するイメージは、数にものを言わせて襲い掛かる、質より量の人海戦術の権化というものだ。実際セツナが討伐した盗賊達がそうだった。セツナに視線を向けると、同様に思ったのか肯定の頷きを返した。
「但、その三人はかなりの手練れだったわ。逃げ出そうにも隙が無くて、どうにか立ち向かおうとしたけど全く歯が立たなかった······」
元Dランク冒険者が歯が立たない相手か。ブランクがあったとしても、それは本当に盗賊だったのか?白夜はそう思ったが、訊いたのは別のことだ。
「そいつらの目的は、最初からミリー一人だったのか?」
逃げ出す隙が無かったと言っているにも拘わらず、ローラは今こうして此処に居る。つまり、ローラの方には興味が無かったということになる。
「それは分からないけれど······。あの時は確か、剣で立ち向かおうとした私が弾き飛ばされて、駆け寄ろうとしたミリーを捕まえて一人がこう言ったわ。そいつはいい、放っておけ、と」
そして嫌がるミリーを連れて、少なからぬダメージを受けて直ぐには動けずにいたローラを置き去りに、立ち去って行ったと言う。
「ふむ······」
白夜は顎に手を当てて暫し思案を巡らせていたが、カウンターから出て直ぐ近くで話を聞いていたアリシアに目を向けて訊ねる。
「盗賊が人を拐う目的は何だ?」
大体の想像はつくが、敢えて訊いてみた。
「大概の場合は奴隷として売る為です。男性は労働力とされることもあるようですが、女性の場合は或いは······」
慰みものにする為、とはローラの手前口には出さなかった。白夜もそれを察して、それ以上は訊かずに唯頷く。
「とすると少し妙だが、一先ずそれは置いておこう。問題はそいつらの正体だ。何か特徴とか、気付いたことはないか?」
そう言われて、ローラは思い出そうとするが。
「顔はマスクで隠していたし、声も聞いたことがなかったわ」
と首を横に振る。
「あ、でも······」
「何かあったのか?」
「その内の一人が、腕に赤い蛇のような刺青をしていたわ」
「!?」
その時、アリシアの顔色が変わったのを白夜は見逃さなかった。
「知っているのか?」
白夜が訊くと、アリシアはやや顔を青ざめさせ、苦渋の表情で答える。
「おそらくそれは、「鮮血の蛇」と呼ばれる盗賊団です」
その名が出ると、周囲にどよめきが起こる。戦慄が走ったと言っても良い。
「どうやら名の知れた盗賊団のようだが、どんな連中なんだ?その「鮮血の蛇」とやらは」
「冷酷で残忍な盗賊団です。歯向かう者には容赦をせず、襲われた場合、女性や子供は皆拐われ、男性は根こそぎ殺されます。奴等が通った跡には死体しか残らないと言われています」
男は奴隷にしないのか、と白夜は疑問に思うが、女子供は奴隷として使い道が多いのに比べ、男はその労力の割りに実入りが少ないというのが理由らしい。盗賊の基準など知ったことではないが。
「そんな連中を何故放置しておく?」
「今まで何度か討伐隊を差し向けてはいますが、根拠地を特定出来ず、散発的に遭遇しても思いの外手練れ揃いの為、これまで討伐に至っていませんでした」
アリシアは悔しげにそう語る。
「······だとすると、やはり妙だな」
「何が妙なんです?」
そのアリシアの問いには答えず、白夜はローラに向き直る。
「連れ去られる前、ミリーは何か言っていたか?」
「何かと言われても······、ずっと私に助けを求めていただけよ。お母さん、助けて、と」
質問の意味が理解らず、怪訝な顔で答えるローラ。その時のことを思い浮かべて、悲痛に表情を曇らせる。
「お母さん、か······」
そう呟いて考え込む白夜。周りはそれを固唾を飲んで見守っていた。
軈て白夜は、顔を上げて口を開く。
「これから言うことは飽くまで推論に過ぎないが、一つ思い付いたことがある。だがその前に、失礼な物言いをすることを許して欲しい」
白夜がローラに向かってそう言うと、ローラは戸惑いつつも黙って頷いた。そんなことより、早く結論が聞きたいようだ。
「ミリーは生娘か?」
「え?」
ローラは一瞬、その言葉の意味を理解出来ずに思考が停止しかけるが、我に返って非難の声を上げる。
「そんなこと、何の関係が······」
「大事なことなんだ」
白夜が強めの口調で遮ると、ローラはやや気圧されたように答えた。
「······あの子はまだ子供よ。恋もまだしたことがないと思うわ」
それは精神的にという意味も多分に含まれていたが、今はその答えで十分だった。
白夜は頷くと話を続ける。
「失礼ながら、奥さんは多少年齢を重ねてはいるが、まだ十分に若々しく美しい。奴隷を目的とした盗賊団が見逃すというのは、どう考えても腑に落ちない」
そのことは誰もが感じていた疑問だったようで、皆思い思いに頷いていた。
白夜はそんな周囲を見回し、最後にアリシアのところで視線を止め、結論とも言うべき言葉を投げ掛ける。
「鮮血の蛇は、何か儀式のようなものに関わっていたりはしてないか?」
「!」
驚いた様子のアリシアから、その答えは明らかだった。
「どうやら当たりのようだな」
「儀式、ですか······?」
思ってもみなかった言葉に、首を傾げるセツナ。
「······これは未確認情報なのですが、鮮血の蛇は蛇神教団の実行部隊だという噂があるのです」
「蛇神教団?」
誰もがその名前にはピンと来ていないようで、皆戸惑っているようだ。唯一人、白夜だけはその名に不吉なものを感じ取っていた。
「蛇神教団は表だって活動していない為、余り世には知られていませんが、非合法且つ残虐な行為を裏で行っているとして、各国から邪教認定を受けて手配されています」
「そいつらが鮮血の蛇の背後にいると?」
「おそらく、としか言えませんが。何しろ、どちらの組織も未だその全容は掴めていませんし、教団に至っては総主の名前も分かっていません。手掛かりすらないのです」
白夜は胸の奥底で何かざわつくものを感じていた。
徹底した秘密主義の裏には、大抵権力者の影があるものだ。この国の闇の部分に関わるのではないか、という予感が白夜にはあった。本来なら関わりたくもないことだが、今回はそうも言っていられない。この件は自分にも無関係ではなかったからだ。
「その蛇神教団の儀式とはどういったものだ?」
「詳しくは分かりませんが、蛇神の復活を目的としたもののようです。その儀式の生け贄の為に、各地で少なくない人々が拐われていると聞きます」
そう言ってから、アリシアはあっ、と口を押さえた。
「───そんなっ、まさかミリーはその為に······!」
ローラが絶望に泣き崩れる。
白夜がそこに思い至ったのは、ある種の勘働きがあったとしか言う他ないが、ミリーが生娘かを訊いたのは、生け贄と言えば純潔の乙女と相場が決まっているからだった。ローラの方が放置されたのも、母親と知って不要だと考えたからではないかと思ったのだ。但し、疑問は残る。
「その盗賊達は、急いでいる様子はなかったか?」
白夜が訊ねると、ローラは涙に濡れた顔を上げて呟いた。
「そう言えば、時間が無いと言っていたような気がするわ······」
「やはりそうか······。女子供は全て拐い、男は残らず殺す。おそらくは目撃者を残さない為だ。そんな冷酷非情な連中が母親を始末せずに見逃したということは、余程切羽詰まっていたと見るべきだろう」
「確かに······」
アリシアも頷いている。
「でも、だとすると······」
「ああ、事態は急を要するかも知れん」
白夜が難しい顔をすると、セツナが口を挟んできた。
「どういうことですか、お師匠様?」
流石にこの場において師匠じゃないと突っ込むことも出来ず、内心で舌打ちしながらも答える。
「儀式とやらが間近に迫っているかも知れない、ということだ」
「!」
「ああ、ミリー······」
と、また泣き崩れるローラ。セツナはそれに寄り添って支えている。
その姿を見て、アリシアは躊躇いながらも口を開く。
「ローラさん、どうなさいますか。ギルドに救助の依頼を出されますか?」
薄情なようだが、正式な依頼なしにギルドは動けない。今回は緊急ということで面倒な審査を飛ばすことは出来るが、それでも事態が大きくなり過ぎた。十分な戦力を集めるのには時間が掛かる。それでは手遅れになる可能性が低くない。アリシアの言葉は、今からでは間に合わないことを暗に匂わせたものだったのだ。
ギルドの人間としては、無駄足となるかも知れない依頼で、冒険者達を敢えて死地に向かわせるようなことは出来なかった。
しかし、ローラは藁にもすがる思いで叫んだ。
「お願いします!娘を、ミリーを助けて下さい!」
「はぁ······分かりました」
アリシアは大きく息を吐き、苦々しい思いと共に告げる。
「早急に冒険者募集の手配を致します」
そしてギルド内に居る冒険者達に視線を向けると、皆一様にして目を逸らしていた。誰もが手に負えないことだと感じているのだろう。その反応は、アリシアも予想していたことだった。
そんな中、唯一人手を挙げたのは───。
「その依頼、自分が受けよう」
「白夜さん!?」
アリシアは驚きを隠せなかった。白夜は、もう少し冷静な判断が出来る人間だと思っていたからだ。そのことは、ここまでの推察の様子からも伺えたのだが。
「まさか、一人で行くつもりですかっ」
「一人じゃありませんよ。私も参ります」
そこへセツナも参加を表明する。
「ミリーちゃんの危機に、座して見ていることなど出来ません」
「セツナさんまで······、無茶です。相手がどんな規模かも分かっていないんですよ?」
白夜にしてもセツナの参戦は想定外だったが、言っても無駄なことは想像に難くないので何も言わなかった。それに、まだEランク(あれからまた上がっていた)の白夜では、それを理由に却下される恐れがある。そういう意味では、Bランクのセツナの参加は好都合とも言えた。
(だが、一応保険は掛けておくか)
どうにか思い止まらせようと思案しているアリシアを尻目に、白夜は唐突に冒険者達の居る飲食スペースの方へと歩いて行く。
「白夜さん?」
不審に思ったアリシア達が見守る中、白夜はテーブル席に座る一人の女性冒険者の前に立つ。
「何か?」
その女性は怪訝そうな表情で問うも、白夜が顔を近付けて耳元で囁いた言葉に顔色を変える。
「お前、クレハの手の者だろ」
「!」
女性は明らかに動揺した様子で、それでも白を切ろうとする。
「な、な、な、何のことでしょう?」
「とぼけても無駄だ。密偵のミヤビ・サラ」
「ど、どうしてそれを───あっ、【鑑定】······」
「そういうことだ」
そこで観念したミヤビは大きく息を吐き、開き直ったように言う。
「はぁ、とっくにバレていたんですね······。それで、何の用ですか?」
「お前には、少し手を貸してもらう」
「イヤですよ。そんな危ないこと」
当然、先程までの話を聞いていたミヤビは、即答で拒否をする。命を賭けることまでは、仕事の内に入っていないのだ。少なくとも、ミヤビ的には。
「ほう、いいのか?そんなことを言って。お前の任務は此方の監視だろう?バレたことが知れると不味いんじゃないのか?」
どういう訳か白夜にご執心のクレハ達が、所在が分かっているにも拘わらず監視に止まらせているということは、今のところ接触するつもりはないということだろう。その思惑は分からないが、此方に迷惑が掛かるようなことは避けているのではという予感があった。半ばハッタリではあるが、それを利用してやろうと考えたのだ。
果たして、効果は覿面だった。
途端にミヤビは脂汗を流し、視線を泳がせて身体を震わせ始めた。
「そっ、それだけはっ、何卒内密に!」
そう言って白夜にすがり付くミヤビ。正直、ここまで効果があるとは思わなかった。
「そこまでか?そんなにクレハが怖いのか?」
「クレハ様は兎も角、サギリ様は容赦がないのですよ······。しくじったことが知れたら、どんなお仕置きが待っているか······」
何を想像してかは知らないが、両手で自分の身体を掻き抱くようにして身震いするミヤビ。
サギリはクレハの前では従順で有能な副官なのだが、反面部下には厳しく容赦がなかった。とは言え、決して理不尽な上司ではなく、きちんと飴と鞭を使い分けているので敬意は払われている。寧ろ、畏怖されているというべきか。逆にクレハの方が、小さいことには拘らないおおらかな性格をしているので、部下からの人気も高い。そう言った面も計算して、敢えて自ら嫌われ役をかって出ている部分もあるのだ。そこがサギリの優秀さであり、組織のNo,2としての正しい在り方だと言える。
サギリの意外な一面を知った白夜だが、今はそんなことはどうでも良い。利用出来るものは利用してやろうと思うだけだ。今まで、散々見張られて来た意趣返しでもあるが。
「まあいい、兎に角手伝ってもらうぞ」
「うう······、分かりましたよぅ」
泣く泣く承知したミヤビを連れて、アリシア達のところへ戻る。
「これで三人だ。許可されようがされまいが、行かせてもらう」
アリシアは、はぁと溜め息を吐き、決意の固さを感じて諦めの声を上げる。
「止めても無駄のようですね······。分かりました。ですが、早まらないで下さいね。此方としても、出来るだけ早く人を集めて向かわせるようにしますから」
アリシアはそう言ったが、白夜は余り期待してはいなかった。今此処に居るのが冒険者の全てではないものの、昼前後のこの時間帯でそう人数が集められるとは思えない。また質的にも、この街最高位のAランク冒険者が不在な以上、少なくともセツナ並の実力がなければ足手まといになる可能性が高い。意外だが、その点ミヤビはそれなりの実力を持っていたりする。
白夜はアリシアに頷き返し、そしてローラに向かって宣言する。
「ミリーは必ず、無事に助け出す。待っていてくれ」
「白夜さん······」
そこでローラは、ハッとした顔をして言った。
「主人が、ミリーが拐われたことを話すと馬で飛び出して行ってしまって······」
「分かった。カイルも一緒に連れ帰る。心配しなくて良い」
「どうしてそこまで······」
ローラはあの時、期待するのは周りの勝手だから重荷に思わなくて良いと言った。しかし、その舌の根も乾かない内に、結局白夜に頼ってしまっている。一抹の後ろめたさを感じても仕方がなかった。
「あの夜は楽しかった。会ったばかりの自分を、快く迎え入れてくれた。ミリーは良い子だし、カイルも気のいい奴だ。久しぶりに家族の温かさを思い出させてもらったよ」
白夜は決意に満ちた毅然とした表情を見せる。
「その恩なり借りなりは返させてもらう」
「白夜さん······」
ローラは涙を流して声を詰まらせる。
「行くぞ」
そしてセツナとミヤビを伴ってギルドから出て行く。
この時白夜は、この世界に来て初めて全力を出すことを心に誓っていた。
(出し惜しみは無しだ)
ここからは時間との勝負、迅速さがものを言う。巧遅よりも拙速が肝要だろう。手加減をしている余裕はない。
それが、例え人間を殺すことになろうとも。
蛇神は邪神ではありません。生と死を司る、一柱神に過ぎません。背景には色々ありますが、問題は崇める側の人間にあります。そのことも含めて、今後の作中で語られて行くことになると思います。




