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第一章 5

ホモはお嫌いですか?

 俺は今、姿見の前でポーズを取っている、カッコつけてるわけじゃないよ?新しい服を姿見で見てるだけだからね?

 新しい服は黒を基調とした物だ、そして黒を基調とした生地の胸の辺りに灰色の鷹のマークが入っている............ふむ、いいじゃないか!イケメンの俺にピッタリだ!どうですか、お父さん....俺はイムの父にニコっと微笑んだ。


 「・・・・・・」


 おや、無視をされてしまいましたぞ...これは照れ隠しかな?


 「カマーン、それでこれはいくらだ?」

 「2銀貨よ~」

 「ほらよ」


 脳内さん脳内さん、この世界の通貨の価値って日本円にするとどのくらい?


---この世界の通貨の価値を日本円に戻しますとこうなります---

 小銅貨=10円

 中銅貨=100円

 銀貨=1000円

 大銀貨=5000円

 金貨=1万

 大金貨=10万

 白金貨=100万

 大白金貨=1000万

 大王硬貨=5000万


 大王硬貨に関しましては、王族のみが所有を許可されております。国家間での取引のみに使われますので一般でお目にかかることはまずないです-----


 てことは....この服2000円か~安いのかな?高いのかな?


---余談ですが、スライム族の平均的な1日の収入は中銅貨1枚~2枚です---


 な...んだと!?つまり!!そこそこ高い買い物じゃね!?......いいのかな?


 「イムのお父さん....」

 「何だ?」

 「ホントにいいんですか?こんな服貰ってしまって」

 「男に二言はねぇ、いらねぇならそこら辺の道端にでも捨てな」

 「.....します....」

 「あん?」

 「大事にします!この服も!イムも!大事にします!お父さん!」

 「おう....大事にしろよ........ん?」


 少し照れた様に自分の鼻を書いて居たトーイだが、何か腑に落ちないぞ?っと言う様な顔になり------


 「イムはやらんぞ!!!」

 「おそ!気づくの遅いですよ!俺、速攻で突っ込まれると思ってたのに!なのにお父さんったらカッコつけて(おう、大事にしろよ)とか言って来たから正直どう返せばいいのか分からなくなりましたよ!?」

 「やめろ!忘れろ!服は大事にしろ!イムはやらん!」


 俺とトーイがイムの取り合いをしていると、お店に他のお客さんが入ってきた。

 その人物は......凄い筋肉マッチョメンだった。


 「あら!ダンちゃん!超久しぶりじゃない!どうしたの~珍しいわね~」

 「おう、カマーン今日も可愛いな」

 「んもう、ダンちゃんたら、よしてよ、うふ」


 え、この人.....何て言いました?この生物に対して今日も可愛い?え?は?目腐ってるんじゃない?大丈夫?良い眼科紹介しようか?この世界にはない地球の眼下ですけど。

 それと...ダンちゃんって言ってましたかねオカマ野郎が.....ってことは、この人がミラースライムのダンさんなんですね...ふむ、強いって聞いてたけど確かに出来るな....ちょっくら覗かせ貰いますかね~鑑定!


名前:???

種族:???


 見えない.....こやつ!隠蔽持ちじゃな!?チクショウ!俺も隠蔽欲しい!脳内さん!隠蔽どうやったら手に入れれる!?


---あっ---


 ん?どうしました脳内さん、何か大事な事を思い出しました見たいな「あっ」は。


---ソルジェ様からメッセージが一通届いております確認しますか?---


 あら?無視ですか?何か思い出したんじゃないんですか?


---確認しますか?---


 あ、はい。確認します


---メッセージ名:すまん---


 ヤシロへ、正直すまんかった。

 わし....うっかりしとった...お主を送り出した後思い出したんじゃがお主を送った世界、その世界には何と人間が一人もおらんのじゃ...すまんかったのじゃ...そのお詫びとして何じゃが2つのスキルを送るから許して欲しいのじゃ


ソルジェより


 


 一通り読み終えた後脳内にピコーンと音が鳴り響いた。


---スキル超鑑定と超隠蔽を取得しました確認してください---


 ......脳内さん?このメッセージいつ頃来てました?


---ステータスをご・か・く・に・ん・く・だ・さ・い---


 あ、はい....忘れてたな!この脳内さんめ!それを隠してやがる!まぁいいやステータス!


 名前:神木かみき 社やしろ

種族:人間(1)

レベル:5

HP 12150/12150

MP 29160/29160

ATK 3645

DEF 4860

INT 13365

AGL 9720

LUK 999


スキル:『アイテムボックス』『一時帰還』『NEW超鑑定』『NEW超隠蔽』『打撃耐性(Lv1)』

固有スキル:『全知全能』


 

 はい、確認しました、確かに頂きました.....よし!さっきのリベンジでダンさんを鑑定してみようか~~鑑定!


名前:ダン

種族:スライム『ミラースライム希少種』(2億)

レベル:59

HP 3200/3200

MP 1400/1400

ATK 732

DEF 2110

INT 300

AGL 80

LUK 20


スキル:『伸縮』『吸収』『打撃耐性』『隠蔽(LV3)』

固有スキル:なし


 お...おう?能力値は凄いけど....固有スキルとかそう言うの一切なしですか!少し期待してたのに!!!と、言うか脳内さん一つ質問なんですけど。


---なんですか---


 ミラースライムってミラー液出すって聞いたけど、それって固有スキルとかじゃないの?俺てっきり固有スキルか何かかと思ってたけど。


---ミラースライムのミラー液はスキル・固有スキルではございません---


 にゃぜに?


---なぜに?と聞かれましても、ミラースライムのミラー液は言わば人間で言う精液みたいな物です、つまりスキルではなく、そう言う生態です。精液と言うスキルを取得したいですか?---


 あ、いや。すいません結構です.....。


---以上でよろしいですか?---


 はい....ありがとうございました.....。

 まじか、あの鏡....このゴリマッチョのチョメチョメなのか....鏡を自分で作ってみたいと思ったけど....諦めよう、自分で研究して他の材料で作れないか試してみようかな?


 「....トーイ、この坊主は手を組んでウーンウーンと呻いて居るが大丈夫か?」

 「たぶん大丈夫だ...考え事でもしてるんじゃないか?」

 「そ、そうなのか?」

 「そ・ん・な・こ・と・より!ダンちゃん今日はどうしたのぉ~ん?」

 「あ、あぁこの前の戦闘で服が破けてしまってな、新しいのを見繕って貰おうと思って寄らせてもらった」

 「わかったわ~ん、じゃ、ダンちゃん奥行きましょ~」

 「おう」


 ん~鏡の材料.....鏡の材料.....ハッ!そう言えば俺スキルの一時帰還あんじゃん!それ使えば地球に帰れるじゃん!?何で今の今まで忘れてたんだ...俺のオッチョコチョイ!


 「アハハハ」

 「うぉ!?どうしたヤシロ行き成り笑い出したりして、壊れたか?」

 「あ、すいません、別に壊れてな-----」

 「アッーーーー!」

 「な!?何の声ですか!?今の声はカマーンさんの声!?奥で一体何が.....」

 「知りたいか?」

 「あ、いえ遠慮しときます」


 知りたくない聞きたくない見たくもない....予想できるしな...あのダンさんとカマーンさんが奥で.....奥で.....うぇ、妄想しちまった。


 「さて、そろそろ俺らは帰るか、ダンとカマーンの邪魔しちゃ悪いしな」

 「そうですね!早く帰りましょう!速攻で帰りましょう!ささ!お父さん!早く!」


 こんな場所からは一刻も早く出なければ!!俺の貞操が危ない!俺の貞操はイムもしくはその他のハーレム要員のためのものだからな!

好き/嫌い 


さぁー貴方はどっち!

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