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第一章 4

オカマ大好きです

 俺は今、絶賛爆食い中だ、よくよく考えてみると転生してから何も食べてなかった.....。

 テーブルの上に料理が並んだ時は、これ食えるのか?っと思えるほどグロイ料理が並んだ.....例えば、ネバネバの緑色のスープ、目が飛び出て口から内蔵をゲロっと出している煮魚、そして極めつけは......庭で飼っていると言う目が一つの豚の頭部....の蒸し焼き....。


 見た時は吐きそうになったけど、せっかく作って貰ったのだ!と思う事にして一口食べてみた....これがビックリする位美味しかった。

 ネバネバの緑色のスープは何とコンスープの様な味だった、煮魚は見た目さえ気にしなければ普通の煮魚の味がした、一つ目豚は....うん、まぁ普通の豚だった。


 ちなみにネバネバの緑色のスープはマリモリンと言う緑色の草を磨り潰した奴らしい、ここら辺一帯にしか生えてなく、ここから遠くなるほど高価な食材らしい、魚は....よくわかんなかった。

 そして、この一つ目豚だが、名前をワンアイピッグと言うらしい....名前そのまんまやんけ!少しは捻れや!そして、このワンアイピッグどこにでも居るらしい、気性は大変穏やかで養殖には持って来いなんだとさ。


 「いやー!どれも美味しいです!お母さん!」

 「あらまぁそう?そんなに美味しそうに食べてくれると作ったかいがあるわ~」

 「ヤシロさん!ヤシロさん!この煮魚私が味付けしたんですよ!どうですか?」

 「この煮魚も凄く美味しかったよ!いやーイムは良いお嫁さんになるだろうなーチラ」

 「そ....そ、そんなお嫁さんだなんて.....」

 「ヤシロォォォォォ......」


 イムのお父様がどうやらお怒りの様です握り拳を作り肩をプルプル震わせています。


 「イム!お前はまだ嫁にはやらん!早すぎる!」

 「あらぁ?そぉー?イムはもう16だから成人なのよぉー?もう立派な大人よねぇ~」

 「え?イムってまだ16なの!?」


 まさかのイム...まだ16歳。

 見た目はもう20歳そこらの美人、引っ込むとこは引っ込み出ているとこは出ている、こんな可愛い子が16歳なわけがない!


 「はい、ついこの間16歳になり成人の儀も終わりました、あの...そのヤシロさんは何歳なんですか?」

 「えーと15歳」

 「え!?私と一つ違い!?」

 「うん、そうだけど....どうしたの?老けて見えた?」

 「い、いえ...そう言う訳ではないんです...その大人びた感じだから」


 そう言えば...俺、こっちの世界に着てから自分の顔とか容姿確認してないや....この世界に鏡とかあるかな?


 「ねぇイム一つ確認なんだけどね」

 「はい?何ですか?」

 「鏡ってある?」

 「はい、ありますよ」

 

 あ、あるんだ。


 「ちょっと鏡見てみたいなぁ....良い?」

 「あーそうですね、鏡は貴重品ですからね....まぁヤシロさんなら大丈夫でしょう、どうぞこちらです」

 

 鏡って貴重品なのか....と、言うかこの世界に鏡がある事が不思議なんだけど。

 

 「貴重品の鏡があるなんて凄いよねー」


 イムの後ろを付いて行きながら後ろから聞いてみた---


 「そうですね、普通は貴重品として貴族とか王族とかぐらいしか持ってないんですけどね......実はこの鏡、原材料は私達の仲間なんですよ」

 「え?それはつまりスライムが鏡の原材料って事?」

 「そうです、私達の仲間のミラースライムが鏡の原材料になるミラー液を出してくれるんです、その液を木の枠に入れて1週間天日干しにしたら鏡の出来上がりです」


 なるほど...ミラースライムが出す液体が鏡の原材料っと...でも、これ危なくない?ミラースライム攫われたりしない?


 「そのさ...ちょっとした疑問なんだけど、そのミラースライムを連れ攫って鏡を作って丸儲けって連中とか居ないわけ?」

 「居ますね~今でも1ヶ月に2回は着ますね~」

 「え?やばくない?」

 「大丈夫ですよ、ダンさん強いですから」

 「ダンさん?」

 「はい、ミラースライムのダンさんです、凄く強いんですよーこの前も2人の荒くれ者をボコボコにしてましたから」

 「な、なるほど...なら安心だね」

 「です。です。あ、ほら着きましたよ、これが鏡です」

 「あざーす、おーコレが鏡かー」


 「盗むなよ」


 なぜお前が居る!イムのお父さん!まったく気配を感じなかったぞ!こやつ...出来るっ!.......なんてね、ずっと俺とイムの会話を聞きながら後ろを付いて着ていたんですよね殺気を放ちながら。


 「あはは、盗むわけないないじゃないですか~」


 笑いながら、そう答えると俺は鏡の前に立ち自分の容姿をかくに-----は?これが俺か?ちょっと待て、何だこのイケメンフェイス.....黒目黒髪...整った顔立ちだ。町の街頭アンケートで『この人はイケメンですか?』の質問に対して100人中99人は確実にイケメンと言うぐらいのイケメンだ。

 俺が自分の顔を眺めながら色々ポーズをとってカッコつけて居るとイムのお父さんが「何だ...こいつ自分に酔ってやがる」と言う言葉に対しイムは「仕方ないですよ、ヤシロさんカッコいいですもん......」と返した。


 「イム!しっかりしろ!こんな奴のどこがいいんだ!」

 「全てです....」

 「イムゥゥゥゥ!」


 イムの肩を掴んで左右に揺すっている、それにしてもこんな奴とはひどいなぁ...こんなイケメンなのに....およ、お父様と目が会いました、ここはいっちょ俺のイケメンスマイルをお見せしますかニコッ


 「気持ち悪い笑顔むけんじゃねぇええええ!」

 「えええええ!ひどい!」

 「ひどくねぇよ!男に笑われて喜ぶ男がどこに居るんだよ!.....あ、居たわ服屋のカマーンなら喜ぶは、ちょっとコイツ連れてくわ」

 「え、ちょっと待って!何その名前からして危なさそうな人!」

 「まぁまぁ」

 「え、いやちょ」

 「まぁ!まぁ!イムちょっとコイツ借りてくな!」

 「え、お父さん......まぁ良いですけど、ヤシロさんガンバってください」

 「何を頑張るのぉおおおおおおおお!!!」


----------

----------


 まぁまぁ戦法を取られ、元言い脇に抱えられ無理やり服屋カマーンの元に連れて行かれてしまった。


 「あら~ん、トーイちゃんじゃないおひさぁ~ん」

 「お、おう相変わらず気持ち悪いなカマーン」

 「んっもう、ひどーいトーイちゃんのイジワルゥ~」


 お父さんの名前ってトーイなのか....それは言いとして!何だ!この生物は!?スラっとした体にピチピチの服、そして....顎鬚、丸刈り......アカン!


 「それでだ、カマーンこいつに服を一着見繕ってくれないか?」

 「え.....お父さん?」

 「何....娘を助けてくれたお礼だよ.....」

 「お、お父さん!」

 「あら~ん、このイケメンボーヤの服を見繕えばいいのねぇ~ん任せてぇ~」

 「あ、俺やっぱ服いいです」

 「遠慮すんなって!娘を助けてくれたお礼だから、人の善意は受け取れ、な?」

 「ぐ....お願い...します」


 俺は唇を噛み締めながら答えた、くそうハメラレタ!


 「は~いわかったわ~ん、こっちきてちょうだ~い、そして全裸になってちょうだーい」

 「はい、わか....全裸!?何で全裸!?」

 「あら、なによ、いいじゃない減るものじゃないでしょ~ほーら脱いで脱いで」

 「あ、ちょどこ触ってやめ.....アッーーーー!!」


--------------------

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 「トーイちゃんできたわよーん」

 「おー早かったなカマーン....ん、お前さっきより肌がツヤツヤしてないか?」

 「あらそ~?良い物見たお陰かしら、うふふ」

 「お、おう?」

 「お父さん.....」

 「うぉ!気づかなかったわ.......ヤシロどうした5分見ない間にヤツレタナ....」


 誰のせいだよ!こんの....糞親父!


 「誰のせいですか!だれの!」

 「あはは、冗談だ。色々変な事はされたと思うが、どうだ?服は....」

 「色々触られたのは納得行きませんが、服は確かにピッタリです」

 「だろ?こいつの見繕は確かだからな」

 

 そう言ってガッハッハッハと豪快に笑う、イムのお父さん.....いつか殴る。

カマーン「評価ありがとねぇ~んンチュ」


↑これ書いた後、評価消されるんじゃないかと震えた。

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