第二章 9
引越し準備中
どうしてココネが死ななきゃならない?
どうして、どうして、どうしてどうしてどうしてどうしてどうして
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そうだ、世界が悪いんだ、こんな腐った世界、ダンジョンなんて物がある世界が悪いんだ
そうか、そうなんだ。つまりこんな世界を作り上げた神様が悪いんだ。殺してやる壊してやるこの世の全部を!!!!
ヤシロからドス黒いオーラがまるで生物の様にウネウネと立ち上って居る。
「いけない!!!落ち着いて!!!!!!このままでは闇に飲まれてしまう!深い呼吸をして!!お願いだから!」
誰だ、誰の声だ......この場所には俺とココネしかいなかったはず.....誰なんだ。
「誰だ......何処にいる」
「見えていないの......そうよ、そうよね私は今、霊体だものね。ちょっと待ってて」
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「どう?これで見えるようになったかしら.......?」
「見える、で、誰だお前はどうしてここにいる?................まさか」
「そう....今貴方が考えている通りよ、私があの塔に封印されていた悪魔、ミラン・コライムよ」
「あの塔に封印されていた....?ココネが死んだ事によって封印がとかれた悪魔....?つまりお前のせいでココネは死んだのか?」
「そ......うよ、でも!」
「うるせぇーーーーー!」
俺はありったけの力を使い、悪魔を殴った。だが感触などは一切なかった、まるで煙でも殴っているようだった。
「ごめんなさい......今の私には肉体がないの、肉体があればいくらでも貴方に殴って貰えるのに.......肉体がない事がこれ程まで悔しいなんて....」
殴った感触はなかっただけど殴ることをとめられなかった、何度も何度も殴った。
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「はぁ...はぁ....どうしてココネが......」
涙がとめどなく流れ始める。
「申し訳ない....本当に申し訳ない事をした..........許してくれと言うのは虫がいい話なのはわかっている........」