第一章 1
ヒロイン登場!?
うぉおおお超眩しいいいいい!!!
あ、どうも皆さん、俺は今絶賛光の道を進んでいます、正確には落ちています......おや?出口が見えてきま----------。
「ん....どこだ?ここ....森...か?」
うわーでましたわ....転生最初が森の中パターン、大体こう言うパターンの時は、「グギャ!グギャギャ!!」ほら来ましたわーゴブリンが2匹も、もうマジで.....だがしかし!俺には超チート能力がっ!!!!
「ふ!こんなゴブリン余裕だぜ!かかって来な!軽くあしらってやるぜ!」
「グギャ!?グギャギャ!」
「グギャギャ!」
「ん?何だ?俺の後ろを指さして逃げて行ったぞ?」
後ろを振り向いて見ると、そこには何と.....大きなウサギが居た、大きさにして2mぐらい...かな?ふむ、毛がモフモフしていて気持ちよさそうだな--------そんなウサギの化け物がこちらをジィイイイっと見てきています、すごく怖いです....そんな事を考えて居ると脳内でピコーンっと言う音がなった。なんじゃらほい?
---新しいスキル鑑定を取得できます取得しますか?---
ほう...新しいスキル鑑定とな?....鑑定!?欲しい!何でかわかんないけど鑑定は大事!取得する!取得する!
---取得願いを感知|スキル鑑定を取得しました---
スキル鑑定の説明を開始しますか?
ふむ、説明して欲しいけど...とりあえず、今ちょっとやばいので後回しとか出来ますか?
---出来ます---
あ、なら後でお願いします。
---了解しました---
「って....脳内アナウンスと会話できんのかよ...それはさておき!逃げますか!」
この後ムチャクチャ走って、何とか巻いた。
「ぜぇ...ぜぇ...こ、ここまで来ればもう大丈夫だろう....それにしてもさっきのウサギまじでなんなんだよ...ジャンプして追いかけて着やがって2回ぐらい下敷きになりかけたぞ」
チートスキルがあってもまだ....能力値自体普通だからヤバインだよなぁ~手っ取り早くかれるモンスターいないもんか....あ、そうだ鑑定の説明受けなきゃ、今なら大丈夫だよな?------よし!周りにモンスターなし!今なら大丈夫だ.....どうやって鑑定の説明して貰うんだ....?また脳内に声でも聞こえ-----
---鑑定の説明しますか?---
あ、はいお願いします。
---了解しました。鑑定とは生物、物の詳細を見る事が出来ます。但しスキル隠蔽を鑑定対象が持っていた場合鑑定が弾かれる事があります。但し鑑定のスキルレベルによって突破可能になります---
ふむふむ、スキルレベルもあるのか....鑑定はさっき手に入れたばっかりだからたぶんスキルレベル1だよな?確認してみるか~
名前:神木 社
種族:人間(1)
レベル:1
HP 50/50
MP 120/120
ATK 15
DEF 20
INT 55
AGL 40
LUK 999
スキル:『アイテムボックス』『一時帰還』『NEW鑑定(Lv1)』
固有スキル:『全知全能』
ですよね~やっぱ鑑定はレベル1か.....ん?アイテムボックスや一時帰還にはレベル表示ないけど、これにはスキルレベルがないのかな?どうなんですか?脳内さん、冗談で脳内さんと呼んでみたら-----
---説明します。アイテムボックスは容量無限ですのでレベルMAX見たいな物です。そして一時帰還ですが、こちらのスキルは神からの贈り物言わば固有スキルと同等の物なのでレベルはございません。即ち固有スキルにはレベルがございません---
まさかの反応がありました....もう、これから脳内さんでいいかな?俺なんか寂しい奴になってない?そりゃ、昔は脳内彼女とか作ってましたけど..いかん!昔の事を思い出したら辛くなる!そんな事よりまずは!ハーレムを作らねば...その為には先立つ物が居るな、防具や武器を買う為にはまず、お金が居る!。
でも、俺今売れそうな物持ってない....武器もない...んーどうしたものか......
「キャーーー!助けてぇええええ!」
むむ!どこからともなく女性が助けを求める声が!!!こ、これはテンプレの商人の娘かどっかの王国の貴族の娘が盗賊に襲われてるパターンですな!?俺の第一ハーレム要員になる可能性大じゃないか!あわよくば武器なりお金を少し分けて貰おうかな?
今行くよ!俺の第一妃!!
社は声がする方向にスキップしながら向かっていった------
「何だ...こりゃ.....」
「キャーーー!助けてぇえ!」
「...........」
とても美しい女性の声....だけど、これはちょっと....ねぇ?見なかった事にしようかな?
そう...美しい女性の声はピンク色のスライムから発せられて居た。
てか、スライムってしゃべれるんですかね?それともレアスライム?ピンク色だし?
ちなみにピンクのスライムは現在2匹のゴブリンから棍棒での攻撃を受けている。
スライムは打撃には強いらしいけど....痛がってるよなぁ見てる感じだと。
「お母さん...お父さん...私もう駄目かも知れない...」
おいおいスライムにもお父さんやお母さん居るのかよ...だけどなぁ俺の最初のハーレム要員がスライムだとなぁ...ここは見捨てるかぁ。
社が茂みからサっと立ち上がり去ろうとした時------
「そ、そこの人!お願いします!この薬を私の両親に....お願いします....。」
おいおい....そこは普通助けてくださいじゃないのかよ。
てか今呼ばれたせいでゴブリン達がこっちに気づいちゃったんですけど...しかも棍棒振り上げてこっちに来そうになってますけどぉおおお!
「させないわ!貴方たちの相手は私でしょう!」
そう言うとピンクのスライムは液状の体から数本の触手を出しゴブリンの脚に絡ませて動きを封じた、そのせいで1匹がこけてしまい棍棒がこちらにコロコロっと転がってきた。
「今のうちに逃げて!その後...出来れば戻って来てこの薬を拾って私の両親に....」
スライムは一つの瓶を取り出して自分の側にそっと優しく置いた。
「私の名前はイム....お願いします」
俺は舌打ちをした。
「チッあぁもう!バッドエンドは嫌いなんだよ!助けるしかないじゃん!そのままそいつらの動き止めといてくれ!」
俺はゴブリンが落とした棍棒を広い、ゴブリンの方に歩み寄った、そしてゴブリンの頭に一発二発と棍棒を振り下ろした。
グチャ、ゴチャと殴る度に鈍い音が響き渡る、そして緑色の血が当たりに飛び散った。
そして呆気なくゴブリン2匹は息を引き取った....。
モンスターとは言え人型だ...少し嫌な気持ちに....ならなかった案外平気だわこりゃ。
「あ....あのありがとうございました....」
「あ...あぁそんな事より大丈夫?」
「はい...打撃には強いので...」
「あ、やっぱりそうなんだね」
「はい...ですが、やはり何度も食らうと痛いです」
ピンクスライムは痛いと言う言葉を発した後、体をプルプルと震わせて泣き出した。
「ふぇぇぇん、痛かったよぉおお、もう死ぬかもしれないって思いましたぁあああ」
「え!ちょ!どうしたの行き成り!」
「ふぇぇぇぇん」
体を震わせて泣くピンクスライムがなぜか可愛らしく見えてしまう!なんだ、この気持ち....。
俺は膝を折りそっとピンクスライムを抱きしめた、少しヒンヤリとした冷たさがあった。
「ふぇ!?」
「ほら....もう大丈夫だから..ね?もっと早く助けてあげればよかったごめんよ」
「そ...そんな...見ず知らずの私なんかを助けてくれて....ふぇぇぇんふぇぇぇん」
それからしばらくピンクスライムは俺の胸の中で泣いていた、俺はと言うと泣き止むまで時間がかかりそうなのでステータスチェックをしていた。
名前:神木 社
種族:人間(1)
レベル:5
HP 12150/12150
MP 29160/29160
ATK 3645
DEF 4860
INT 13365
AGL 9720
LUK 999
スキル:『アイテムボックス』『一時帰還』『鑑定(LV1)』
固有スキル:『全知全能』
お、おう?色々と変じゃないかな?5レベになっただけなんですけど....んーこれは、10レベぐらいで世界征服できそうな気がする。
ピコン
---スキル打撃耐性を取得できます。取得しますか?---
します。
---説明は....いいですね?---
あ、はい。
---了解です---
何だろう、打撃耐性ぐらいわかるでしょ?見たいな感じで言われたんだけど...いや、まぁわかるけどさ!普通にわかるけどさ!!!あ、そろそろ泣き止みそう....。
「ヒック..ヒック」
「どう?落ち着いた?」
「ヒック....はい、ありがとうヒックございました」
「それで...えーとイムちゃんだっけ?これからどうするの?」
「ヒック...はい、村まで帰ろうと思います...それでその....」
「ん?どうかしたの?」
「助けて貰って、こんな事言うなんて図々しいと思うんですけど...ヒック、村まで、村まで送ってください!」
「いいよ」
「そうですね...駄目に決まっ----え!?良いんですか!?」
「うん、いいよ。丁度このあたりの村を探してたからねー」
「そうだったんですか...?それなら、よかったです...でもうちの村なにもないですよ?スライム族の村だから....」
スライム族ってなんぞえ......なんぞえ.....なんぞぇええ!
「それはそうと...あの」
「神木 社、ヤシロでいいよ」
「ヤシロさんは..どの種族なんですか?バンパイア族にしては肌が白くないですし....」
バンパイア族なんてのも居るのかよ。
「え?俺は普通に人間だけど」
「人間?聞いたことない種族ですね...」
「え?」
え?
スライムがヒロインでもいいと思うんだ...俺