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この異世界にたった一人の人間!?俺です。なのでハーレム作ります。  作者: 大江戸 武蔵丸
第二章 冒険者ギルドにて....そしてついに.......ハ
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第二章 3

遅くなり申した!

 「それじゃ、俺冒険者ギルドに行ってくるー」

 「「「いってらっしゃい」」」


 俺はリンとイワンと女将さんに見送られながら宿屋を後にする、ちなみに俺を見送る時イワンとリンはお互いの手をしっかり握り空いている手の方でいってらっしゃいと手を振っている。

 チクショウ!リア充君め!俺だっていつか必ず、いやそう遠くない未来にリア充君になってやるんだ。

 硬い意思を抱きながら大声で叫ぶ

 「ハーレム作るぞぉおおおおおおおおおお!!!」


 俺が大声でそう叫ぶと誰からか突然声をかけられた。


 「カミキさん何してるんですか......ギルドの前で」

 「え、あれ....何でエミリさんがここに?」

 「何言ってるんですか?ここはギルドの正面玄関ですよ?」

 「な、、んだと!?」


 どうやら考え事しながら歩いているうちにギルドについてしまったらしい.....そして俺はギルドの正面で大声に出しながら「ハーレム作るぞ!」なんて言ってしまったのか、やばい恥ずかしい......。


 「ハハハ威勢のいい坊主だな!ハーレムがんばれよ!」

 「同感だ!一緒にハーレム作ろうな!!」

 「俺のハーレム入るか?♂」

 「おう、ホモは帰りな」

 「ホモじゃねぇし!ただ男が好きなだけだし!」

 「「「それをホモって言うんだよ!!」」」


 周りの冒険者から賛同の声や激励の声をかけられる、1名....変な事言ってる奴居たけど、あいつホモなのか。今度カマーンの店を紹介してやろうかな?


 「あ、そう言えばカミキさん、お話があるんですがいいですか?」

 「告白ですか?」

 「違います。」

 「あ、じゃぁアレかな?ギルドランク説明とか?昨日どっかの誰かさんがランク説明とか一切してくれなかったから、不安だったんですよねーどっかの誰かさんのせいなんですけどね」

 「グッ......そ、そうです。ギルドランク説明とギルドの詳しい内容を説明しようかと......どこのどいつですか、大事な説明をしなかった受付嬢は」


 遠い場所を見ながら口笛を吹いて他人のせいにしようとしているエミリ......


 「あんただよ!!」

 「んぎゃっっ!」


 エミリの後ろから走ってきたオランさんに頭をバシっと叩かれ真正面に倒れこむエミリ、その目には少しだけ涙が浮かんでいた....まぁ結構いい音してたから痛かったんだろうね。

 エミリへの頭部攻撃を済ませたオランさんは俺の方に1度お辞儀をして-----


 「昨日はごめんなさいね。エミリが説明し忘れてたらしくて......」

 「大丈夫ですよ?そんなに気にしてないですから」


 俺が笑顔でそう答えるとエミリが


 「ほら!カミキさん全然気にしてないらしいですよ!なら大丈夫ですね!いやーよかったよかへぶぅうぅ!」

 「調子に乗るんじゃないよ!!!あんたって子は!」


 今度はチョップをされるエミリ.....馬鹿な子なのね。把握しました。


 「あぅぅぅ痛いですぅオランさんひどいです。馬鹿になったらどうしてくれるんですかー?」

 「「もう馬鹿でしょ??」」


 オランさんと言葉が被ってしまった.....どうやらオランさんとは気が合いそうだ。俺とオランさんの言葉攻撃にグハッと言う感じで床に倒れ込むエミリ.....漫画か小説家?あ、小説だった。


 「ひ、ひどいです...カミキさんまで...まだ知り合って2日ぐらいしかたってないのに...馬鹿呼ばわり...グスヒック」

 「「実際馬鹿だからね」」


 おっとまたハモってしまった。俺とオランさんはお互いを見つめ照れ臭そうにハハっと笑いあう。


 「何仲良くなってるんですか......カミキさんは熟女好きなんですか?そうなんですか?ねぇどうなんですか?」

 「んー嫌いじゃないかな?」

 「んまっ」


 嫌いじゃないかな?っと言った瞬間、オランさんは口元を手で押さえて少し恥ずかしそうに


 「んもう、カミキさんったら。あたしには子供も旦那も居るから........その...駄目よ?駄目駄目」


 最後の言葉どっかで聞いた事あるな....どっかの芸人が使ってた奴だ、名前忘れたけど。


 「お母さん.....何恥ずかしがってるの....」


 エミリが......ん!?お母さん!?今なんと!?


 「こら!エミリ!ギルドではお母さん禁止っていつも言ってるでしょ!?」

 

 オランさんに怒られてヒィィィっと縮こまるエミリ.....。


 「えっと、ひょっとして?」

 

 エミリとオランさんを交互に見てみると確かに.....


 「言われてみれば似てますね。オランさんとエミリさんは家族だったんですねー母と娘でギルドの受付嬢してるなんて凄いですね」

 「あはは、そう?あたしはねーこの子を産む前からギルドで働いて居てねーこの子も物心ついた頃には何時もギルドに遊びに来ては冒険者さん達に可愛がって貰ってたのよ。そのせいかしらね?私も受付嬢になる!って言い出したのは」

 「へぇ~そんな事があったんですかーところで....中入ってもいいですか?」

 「あらやだ!ごめんなさい。外で長話しちゃったわ。どうぞ入って入って。エミリ、やる事はわかってるわね?」

 「はい!勿論分かっておりますとも!」

 「それじゃ、任せたわー。じゃ、カミキさんあたしはこの辺で失礼します」

 「はい、オランさん...またそのうち」


 お互いにお辞儀を交わして別れると、エミリが俺の腕を掴み。


 「さ!行きますよカミキさん!ギルドランクとかその他色々説明しないといけないので教務室に行きますよ!!」


 エミリに連れられ教務室に入り......そしてエミリ先生によるギルドランクその他の説明が始まった。


 「では!ざっくりと説明しますね!!!まずギルドランクですが一番下からFランク・Eランク・Dランク・Cランク・Bランク・Aランク・Sランク・SSランク。そして一番ランクの高いEXランクがあります。カミキさんはギルドに入りたてなので一番下のFランクからですので、受けれる依頼は一つ上のDランクまでの依頼となっております。それとランク別に色分けがされています。まずカミキさんのFランクの色は灰色です。そしてEランクが薄緑。Dランクが緑。Cランクが青。Bランクが赤。Aランクが白。Sランクが銀色。SSランクが金色。そして一番上のEXランクには金と銀が使われています。」


 えーと、ランクがF~EXあって......。色別が灰色、緑、青、赤、白、銀色、金色、金銀か......。


 「そしてBランク以上から、とある義務があります」

 「ほう?その義務とは?」

 「冒険者ギルド、または国が発行した緊急クエストには強制参加となります。これに参加しなかった場合はランクがBから一気にFまで下がります。それと罰金として金貨10枚を頂きます。かなり痛いので殆どの冒険者はちゃんと参加しますね。カミキさんもBランク以上を目指してみてください。Bランク以上から待遇が一気に変わりますので。ざっくりと説明しましたがわかりましたか?他に何か質問はないですか?」

 「はい!エミリ先生質問!」

 「はい!どうぞ!カミキ君!」


 エミリさんノリいいな.......。


 「迷宮ダンジョンとかはないんですか?」

 「迷宮ならありますよ。ここの街にも悲しみの迷宮があります」

 「悲しみの迷宮......?」

 「はい。悲しみの迷宮です。名前の由来は最下層に行けば行くほどすすり泣く女性の声が聞こえてくるらしいです。ちなみにまだ突破者は居ません」

 「その迷宮って俺行ってもいいんですか?何ランク以上とかあったりしません?」

 「大丈夫ですよ。誰でも潜って貰って結構です。死んだ際は一切の責任は取りませんので。それと悲しみの迷宮突破に必要な最低ギルドランクはSSランクと予想されています」


 SSランクがどのくらいかわかんないけど.....今日にでも迷宮にもぐって見ようかな?

 最下層に行くほど聞こえてくるすすり泣く女性の声って言うのも気になるし。後でお金貰って、そのお金で防具や武器買いに行って......迷宮に行ってみますか!!


 「大体わかりました!ありがとうございましたエミリ先生!」

 「へへ。そんな当然の事ですよ」


 指で鼻下を擦りながら照れるエミリ。


 じゃ、とりあえず今日の予定は『お金を貰う。武器と防具を揃えて迷宮探索!』で決まりだな!だがしかし!!!その前に.....


 「エミリ先生!!」

 「はい!何ですか!」

 「図書館とかはないんですか!?」

 「.........図書館?」

 「あ、いえ。本とかをタダで開示してる場所とかはないですか?」

 「あぁ書庫の事ですね。それなら2階にありますよ」


 お、よかった!書庫があるのね!お金貰ったらいこーっと!書庫で何するかって?そりゃ。全知全能の力を使ってスキル取得でしょう!俺最強だZEを目指すZE!さてと、お金貰いますか......。


 「それじゃ!エミリ先生!肝心のお金ください!」

 「あっ..............」

 「ん?」


 何ですか?その忘れてた時に出るような「あっ」は.....しかも、口に手を当ててますけど....まさか?


 「すいません。申請するの忘れてました.......」

 「はい?」

 「あ、いえ....そのですね。買取の申請をしてませんでした。ですのでその....ゴニョゴニョ」

 「何です?」

 「申し訳ございません!まだお金は準備出来てませんです!!!!!」

 「おいぃぃいいいいい!」

 「ひぃぃぃ、ごめんなさいです!許してください!」

 「なら、俺のお願い聞いてくれますか?」


 俺がそう言うと、エミリは「うっ」とした表情をした。


 「か....体ですか?それはちょっと.....」

 「違いますよ」

 「なら、なんですか?」

 「今度ご飯行きませんか?」

 「...........は?」

 「いや。だから今度お金貰ったら。俺奢りますんでご飯行きませんか?」


 エミリはカチンっと固まってしまった。俺が顔の前で左右に手を振ってもまったく反応がないので。放置して書庫へ向かうか.....、そのうち再起動するだろうし。




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 絶賛書庫で物色中。一番最初のところに在った本を開いた所、何と!スキル『文字解読』と言うスキルが手に入った。これでこの世界の文字が読めるね!やったね!この調子でドンドンスキルゲットしますか!

 さてと、何か良い本ないかな~~お、これとか良いんじゃね?えーと何々?タイトルは....『世界の薔薇族』......全力で本を床に投げつけた。何だよこの本!タイトルと言い表紙と言い!中でも表紙が一番気持ち悪いわ!!!筋肉マッチョの男達が抱き合ってたわ!!!--------



 ふぅ、落ちつかねば......スキルの本を探さねば、スキルの本はどこかな~~.....お?これかな?タイトルは『世界のスキル』......当たりじゃね?さっそく開いてみた-------そして床に投げつけた。

 何だよこれ!!表紙だけ別の物じゃん!中はまたゲイ物だったよ!開いた瞬間、男と男が2人でキスしてるシーンだったわ!吐くわ!てか、マジで吐きそうだわ!


 この書庫色んな意味で危険だわ!!!!でもスキルゲットしたい!!!


すいませんしたっ!

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