プロローグと超チート能力
見切り発車です。
俺の名前は神木 社どこにでも居る普通の大学生だ、俺は今、近所のスーパーでセールがあったので、そこで買い物をした帰りだ、苦学生は辛いのだ少しでも出費を抑えないと。
「ふぅ....それにしても大学疲れたな~そう言えば今何時だ?」
俺は自身の右腕に付いている時計を確認した----ゲ!もう18時じゃん!見たいテレビがあるんだよ!やべぇや........やべえぇえええええええええええええええ!
時計を確認して、走り出そうとした時、視界の隅にヨロヨロと歩いているおじいさんが目に入った、それだけなら何も思わない、だが.....そのおじいさんの後ろにはトラックが居たのだ、運転手を見て見ると目を瞑り仰向けの状態になっていた------居眠り運転である。
俺はおじいさんがやばいと思い、無我夢中で走り出した-----そして何とか間に合った。
ギリギリだった.....おじいさんを押し退ける事が精一杯だった.....俺はおじいさんを助けて居眠り運転のトラックに轢かれた。
(あぁ~俺の人生こんな感じで終わるのか~俺まだDTなのになぁ~はぁ~親父や御袋悲しむかな...ごめんな...)
「おーいそこの青年やーい」
(あ~これが死ぬって事なのか~)
「おぉおおおおおおい!青年やあああああああああああああい!」
(何だよ....人が静かに死んでるって言うのに)
社が声のする方をむくと、そこには社が助けたおじいさんが手を振っていた。
(な!おじさん俺が見えるのか!?)
「見えとるぞい」
(え?じゃ、俺ひょっとして生きてる?俺今自分の事、魂の状態か何かだと思ってたけど)
「それであっとるぞい、今のお前の状態は魂じゃ、わしがお前を見る事が出来るのはわしが神だからじゃ」
(おじさん、助けた俺が言うのも何だけど、俺が突き飛ばした時...頭打った?それならごめん)
「頭なんぞ打っておらんわい!信じておらんな!?ならこれでどうじゃ!」
おじいさんの周りをフヨフヨ浮いてた居たら、ガシっと鷲掴みにされた。
(な!何すんだよ!話せよ!俺は今から天国のハーレムに行かないと行けないんだよ!)
「天国と転生どちらがお好みじゃ?」
おじいさんは俺の体(魂)を掴んだまま真剣な表情で聞いてきた。
ところで今なんて言いました?転生?
(え?転生できんの?)
「うむ」
(魔法と剣とハーレムの?)
「それがお好みと在らば可能じゃ」
(オナシャス!神様!転生でオナシャス!)
「お、おう....わかったのじゃ、それとお主には....言い難いのじゃが...ゴニョゴニョ」
(ん?)
「その...あのな、本来わしは...人には見えぬし下界の物は擦り抜けてしまう...だからわし..トラックに轢かれても通り抜けるだけだから...」
(え?それって...)
「う、うむ....その、油断しとった、わしの事を見える物はおらんと思って...その!お主が死んでしまったのはわしのせいなんじゃ!わしが油断してたばっかりに!」
(あぁその事?どうでもいいかな、ところで周りの風景止まってね?)
「どうでもいいじゃと!?お主わしのせいで死んじゃったんじゃよ?あ、後周りの時間今止めてるのじゃ」
死んでしまった物は仕方ない、それに神様のせいで死んだんだろ...ならここはテンプレのアレがあるはず!!!
(神様のせいで死んだので、転生ボーナス!またはチート能力くださいな!)
「ぐ!言われると思っとったのじゃ....ちゃんと用意しとるのじゃ...」
(わーい!わーい!ねぇどんな能力?ねぇどんな能力?)
「そ、そんな期待されると困るのじゃ...その前にまず自分の種族と年齢を決めて欲しいのじゃ」
(転生先の種族と年齢ですか?種族は普通に人間でいいかな~それと年齢って赤ちゃんからじゃないの?)
「ん?赤ちゃんからがいいのかの?」
(いえ、15歳ぐらいからでお願いします)
少し考えて見ると赤ちゃんからとかメンドクサイです!もう15歳ぐらいからのスタートが丁度いいです!
「うむ、わかったのじゃ....種族は人間っと...年は15歳っと...じゃ、とりあえず今現在のステータスはこんな感じでいいかのぉ、どれステータスって念じて見るのじゃ」
(ステータス!!!)
「口にださんでいいぞい...あ、口ないか、おほほ」
しばらくして社の前に緑色の半透明の板が出てきた、それがこれだ-----
名前:神木 社
種族:人間(1)
レベル:1
HP 50/50
MP 120/120
ATK 15
DEF 20
INT 55
AGL 40
LUK ??
スキル:
固有スキル:
(......普通なんですけど!超普通なんですけど!!!)
「よほほ、今のとこは...じゃな!ここからが転生ボーナスタイムじゃ!このクジを引いてくれ」
(えーくじ引きで決めるのー?)
「決まりなんじゃ....」
(どう言う決まりだよ...まぁ貰えるだけましか~じゃぁひきまーす....)
俺は魂の尻尾部分でクジ引きの筒(よく神社とかにある奴)を掴んで左右に振った、すると先端が金色に光る棒が出てきた、それを見たおじいさんがワナワナと振るえだした。
「ちょ...超絶最強大当たりじゃ!」
(ださ!何その名前!でも大当たりなの!?)
「うむ!大当たりじゃ!ちょっとまっとれい!今固有スキルを追加してやるぞい!......ほれ!出来たぞい!」
名前:神木 社
種族:人間(1)
レベル:1
HP 50/50
MP 120/120
ATK 15
DEF 20
INT 55
AGL 40
LUK 999
スキル:
固有スキル:『全知全能』(一度見たスキルまたは固有スキルを取得する。また文章に記載されているスキルまたは固有スキルを取得する。どちらも取得は任意・全ての能力値がレベルアップ毎に3倍上昇。必要経験値1/2)
(ほぇ....)
「どうじゃ!すごいじゃろ!?この固有スキルを引き当てたのはお主が始めてじゃ!!!」
(お、おう....ところで、これ超チートすぎね?)
「確かにそうじゃ、じゃがお主なら大丈夫じゃとわしは信じてるのじゃ!」
信じてるって...俺が世界征服とか暴れたりとかしないって信じてるって事かな?まぁする気ないけど、異世界でチート能力持ったらする事は決まってるでしょう!ハーレムIN THEハーレム!
「それとこれはお詫びなのじゃ、ステータスを見てみるのじゃ」
(ん?どれどれ...ステータス)
名前:神木 社
種族:人間(1)
レベル:1
HP 50/50
MP 120/120
ATK 15
DEF 20
INT 55
AGL 40
LUK 999
スキル:NEW『アイテムボックス』(容量無限)『NEW一時帰還』(30分だけ地球に帰れます。但し肉体はその都度設定された肉体になります。設定内容:年齢??)
固有スキル:『全知全能』
(え?とりあえず、アイテムボックスに関してはありがとうございます....それで、その一時的とは言え地球に帰って来ちゃっていいの?)
「いいのじゃ、わしのせいで死んだのじゃ特別なのじゃ!じゃから!この事は他の神には内緒にしといて欲しいのじゃ!」
(それが理由かよ!でも、わかったよ!一時的とは言え帰れるのは嬉しい!ありがとうございますぅううう!ところで別の神様ってやっぱ居るのね)
「どういたしましてたのじゃ、うむやっぱり居るのじゃ」
(それで俺どこの世界に行くわけ?)
「そうじゃったの、説明してなかったのじゃ、社が行く場所はお望みの魔法と剣の世界!ロヒュマと言う世界じゃ獣人や色々な種族がおるぞい!」
(やっふぅーい神様ありがとぅうう!)
「どう致しましてなのじゃ....さてと、ちと長話し過ぎたかの?」
突然神様は真剣な顔立ちになった。
「神木 社。今回の件は誠に済まんかった。そして次の世界での人生を楽しんで貰える事を節に願っておる、心の準備はよいな?」
(はい)
「汝、神木 社を我ソロジェの名の下に異界のロヒュマ転移を許可する!あ、わしの名前ソルジェねよろしくなのじゃ」
最後に名前を教えて貰って社を新しい人生を歩むため、異界のロヒュマに旅立った。
続けれるといいなぁ