表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
覚とさとり〜炒めていた春雨が契約を迫ってきました!?〜  作者: Y高校の平文芸部員
覚とさとり
1/2

プロローグ

 ちょっとしたスーパーの、ちょっとした家電売り場の中、セレストブルーの髪を一つに束ねだ女性が通る。


「ここらへんにあるはずなんだけどなあ」


 透き通った声を響かせ、わざとらしく、頭をぽりぽりとかく。


「姿も形もわからないんだからしょうがないんだけどさ」


「では、水見市(みずみし)の5月8日水曜日のニュースです」


 ふと、男性の声が聞こえた。地方のニュース番組を映していた複数の大きなテレビから、同じ音が聞こえてくる。

 彼女は、ニュースを見なかった。“意味”がないからだ。立ち止まっている暇はない。今日もそんな”日“だっだから。


 だからこれは、テレビの独り言。聞くもののいないテレビのが斉唱。


「本日未明、水見川(みずみがわ)で変死体が発見されました。これで、似た事件は5件目です。水見市警はこの件に対し……」


 男性の声がフェードアウトした。

 その女性は海馬をすり抜ける粒子(ニュートリノ)、まもなくその存在も声と同様に………。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ