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本当は僕だって「進〇の巨人」みたいなストーリーを描きたかったんだよ
本当は僕だって「進〇の巨人」みたいな、
・伏線が緻密に練られていて
・どんでん返しが多くて
・テーマ性があって
・人間の感情を克明に描いていて
・わくわくして
・絶望があって
・なにより訴えたい感情がそこにある
・抑圧された感情を訴えかける
そんな作品を作りたかったんだ。
何がウンコ剣士だよ。
何もない胃の中からひねり出したようなウンコみたいなものばっかつくって。
絵をかくのだって3日で挫折して。
なんなんだよ。
それでも俺はこの冒険を続けなければならないのかよ?
なあ、教えてくれよ。ウンコ剣士。
お前は本当に俺がひねりだしたかったウンコか?
どうせ誰にも見られないウンコだよ。
だとしても、油こってりの俺の個性まるだしのウンコにしたいんだよ。
どうして、どうして。
ウンコ剣士「お前が心折れても、俺は冒険を続けるよ」
そういって、超異世界ハラルドのレンガの街並みをウンコ剣士は去っていった。
待ってくれよ。
ウンコ剣士「俺は戦い続けるよ」
冒険は続く。