表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ウンコ剣士  作者: えあち
20/41

ウンコ剣士だって仕事に行きたくない時はあるんだ。

毎日上司に怒られる職場。

またミスをしてしまったことに金曜の夜気づき、残業をすることとなった。

お前はまたかという上司の顔が思い浮かぶ。

月曜日は憂鬱すぎて病欠させてもらった。

大変迷惑な新人だろうな。

ウンコブレードで仕事も全てスパッと斬りたい。

超異世界ハラルドとかいう何でも許されるカオスな世界に行きたい。

有休をとって東北に旅に来た。

東日本大震災の博物館にきた。

震災で身の回りの人を失って、とにかく避難の重要性を訴えてる語り部がいた。

彼はミスとかそんなので挫けないだろう。

残された彼にとって、世に避難の重要性を伝えるということは使命なのだから。

今まで働いていた会社を辞めてでもすることなんだそうだ。

死との瀬戸際の使命感に駆られた人間は一番イキイキするのかもしれない。

戦艦大和を使った設計者だってそうだ。

僕の仕事はそんなのではない。

何でこんな怒られたとか気にして病んでいるんだろうな。

死んでないからいっかって思えるからこの有休はプラスだったのかもしれない。

僕はその語り部の話を聞いていて、不謹慎にもパニックもののストーリーに使えると思った。

それで、ノンフィクションの災害ものを書いてるんですという体で、震災時の感情やら色々質問させていただいた。

語り部の方は大変感銘を受けたようで、「ぜひあなたの表現を色々な人に伝えてください!」と言われたら

本当に創っているのは『ウンコ剣士』とかいうクソ小説なのに。

今日は休んでしまったが明日こそ、明日こそ会社に行かなければならない。そう思いながら東北新幹線に乗っていた。

新幹線はあまりに速すぎて、僕をすぐに関東という現実に戻した。

ウンコ剣士「生きるか、○ぬかに比べればお前のしたミスなんて大したことない!挫けずに学べるところだけ学んで、上司の怒鳴りは無視していこうぜ!」

今日もウンコ剣士とかいう世界一汚いイマジナリーフレンドに励まされて、

社畜は奴隷の鎖を自分の首にはめにいくのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ