前へ目次 次へ 2/83 花束 今、あたしは真っ白のドレスを着て、花束を手に持っている。 感激で体が震える。 喜びで涙が出そう。 あたしが、こんな立場になるとは全く予想していなかった。 神様はあたしを見捨ててはいなかった。 いろんなことがあったなあ。 悲しいこと、苦しいこと、つらいこと。 けど、今はそんなことは忘れよう。 隣には十三年前に出会った彼。 いつも近くにいた彼。 いつも見守ってくれた彼。 みんながあたしを祝福してくれている。 あたしは、幸福の絶頂のまま、思いっきり空高く花束を投げた!