第30話「BABY BABY」
圧倒的な熱量に反復の継続。
何であれそれが込められたものに触れると、
僕は手を伸ばさずにいられない。
僕はそれが欲しいから。
何百分の一。
何千分の一。
何万分の一。
その熱に触れる事で生きる糧となる事を僕は知ってるんだろう。
でも、それそのものにはなれない。僕は僕だ。
数年前から、僕はお家では裸族になってしまった。
もちろん来客時は服を着るけれど。
毎日僕は僕の醜い身体と対峙している。
男の色気等は毛頭無い。
春夏秋冬全裸だ。
でも、あと二十年生きられるとしたら、色々差し支えが出るだろう。
燃焼させるんだ、魂を。
倖子君が好きだ、と。
それが掴めるならいつ亡くなっても構わない、と。
君の命を絶ってしまうほど強く、強く抱きしめたい。
君に、僕の命を絶ってもらえるくらい、
強く抱きしめてもらえたら。
喜んでこの命を差し出そう。
それが叶わないのなら、
君を自由にして、
君がせかいいち倖せになれるように努力しよう。
冷めてるのも熱いのも、僕には大好物だ。
今日は気がふれそうなくらい君が愛おしかったから、
また滅茶苦茶にしてしまった。
永遠に生きられるだろうか?
僕は肯定する。
僕をこんな想いにさせる、
君が、友が、人々が、ぎゅうぎゅうにつまっているんだから。
また勝手に絶望して空しくもなるけど、
この想いが暴走してしまわぬ為の、ブレーキとアクセルと想えば、
人生は実にシンプルだ。
明日がどんなに真っ暗でも、今日は良い一日だった。
ありがとう、愛してる
ぼくはそのきかいをなんかいのがしただろうか?
わからないくらいたくさん
きみのこころにおいてもらえないだろうか
歌 GOING STEADY 作詞・作曲 ミネタカズノブ




