no.3
俺達では外す事が出来なかった鉄の首輪を、昔馴染みである鍵屋のクロエに取ってもらった。
その夜、エナとお風呂に入っていた楓がバスタオルを巻いて出てきた。
「おいおい服を着ろよ。目のやり場に困るだろ。」
「あっごめんごめん。ちょっと聞いて欲しい事があってさ、エナチの髪を洗ってて気付いたんだけど首の後ろにno.3って・・・・・・どこ見ているのにぃ?」
お胸の方は残念な妹様だが、お風呂上がりのいい匂いに、バスタオルから見せるすらっと長い太ももが赤みがかっていて・・・なんと悩ましい姿。
「あっ・・・えっと・・・no.3?」
「あっ!誤魔化した!良いんだよ欲望に身を任せ妹に欲情して押し倒しても、チラッチラッ」
「無い胸を強調されてもな。」
「・・・・・・にいの馬鹿!おたんこなす!」
怒らせてしまったみたいだな。後で冷蔵庫のプリンでもあげるか。しかしno.3か・・・。
とりあえずエナがお風呂から出たら見せてもらおう。水を飲みながら考えていた所エナが部屋に来た。
「ぐほぉっ!・・・・・・お前もか!」
エナの格好は先程の楓と同じ様にバスタオルを巻いてるだけの格好をしていた。
「お姉ちゃんが、・・・お兄ちゃんに全てを捧げる!それがこの世全ての妹にあるべき姿!と言っていたので・・・。」
「あの馬鹿・・・。エナ、アイツの言ってる事は世間様とはかなりかけ離れてるから聞き流すんだよ。」と言うと顔をもっと赤くした。
「恥ずかしいのを我慢してまで楓の真似をしなくてもいいからな。」と頭を撫でてやると
「・・・・・・陸ならいいと・・・思う・・・。」そう言って奥に引っ込んで行った。
「・・・・・・可愛すぎかっ!viva妹!viva義妹!ハッ!」
「ニシシ。viva妹!viva義妹!・・・だってさあーあこれだからシスコンは♪」
「おっ・・・お前が言うな!」
・・・・・・no.3か。