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真剣に読まないように。

恋の自爆装置

作者: caem

やってしまった……。




たったひとつのスイッチ


それが押せない


押してしまえばすべてが終わりそうだから




でも耐えきれなかった


夜毎濡らした枕は限界に近い




寒空の下


意を決してスイッチを押した


静寂が澄み渡る青空は行く末を見守る


だのに


熱さが頬を染め


くるおしさが胸を締め付ける


ゆっくりと瞳を閉じて


ゆっくりと顔をあげる


爆弾は今にも破裂しそうだ


見開かれた眼は憂いを帯び


助けを請う


早く


答えてください




「ありがとう」


「でも、ごめんね」



自爆


玉砕覚悟の告白は


そうっとアルバムに閉じ込められた




くれぐれも、真剣に読まないように(爆)


ちなみに筆者は告白したことがありません。


≡3 シュッ

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― 新着の感想 ―
[良い点] せ、切ないです……。 告白が自爆装置と、最初から主人公にはわかっていただろうことも。 何気にホロリと泣ける作品です。
[良い点] 読ませていただきました。 告白と自爆スイッチを重ねているところが面白いと思います。 「ありがとう」「でも、ごめんね」という断り方に相手の配慮を感じ、そこが余計に切ないですね。
[良い点] 拝読しました。 告白してから返事を待つ間のドキドキ感が伝わってきました。 最後の3行で吹き出しましたよ! [一言] 詩のように綴られていて素敵な作品でした。
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