恋の自爆装置
やってしまった……。
たったひとつのスイッチ
それが押せない
押してしまえばすべてが終わりそうだから
でも耐えきれなかった
夜毎濡らした枕は限界に近い
寒空の下
意を決してスイッチを押した
静寂が澄み渡る青空は行く末を見守る
だのに
熱さが頬を染め
くるおしさが胸を締め付ける
ゆっくりと瞳を閉じて
ゆっくりと顔をあげる
爆弾は今にも破裂しそうだ
見開かれた眼は憂いを帯び
助けを請う
早く
答えてください
「ありがとう」
「でも、ごめんね」
自爆
玉砕覚悟の告白は
そうっとアルバムに閉じ込められた
くれぐれも、真剣に読まないように(爆)
ちなみに筆者は告白したことがありません。
≡3 シュッ