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たたら物語  作者: てぃーてぃーあーる
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序章【崩壊】

今日は12月8日の金曜日、つまり明日から土日がくる。そう考えながら家路につく拙者は何をするか考えたでござる。その時ふとあのゲームが思い浮かぶ、PSO2だ。最近は運営の愚行により、嫌気が差していたゲームだが、どうやらこの前クリスマスイベントが実装されたで候。リアルでは縁のないイベントでござるが、PSO2というゲームはいつでも拙者を待ってくれる、実にかたじけない。今日からやることが決まった瞬間こころなしか足早になっていく。「そういえば電撃バッジの交換が終わってないから早めに使っておくか・・・」そんなことを考えてながら家に帰るttrであった。

家に帰り一息つくとホットココアとケーキを口にする。甘党ではない拙者は滅多にケーキを食べることはないが、実は今日は拙者の誕生日なのだ。(もっとも誰にも祝ってもらってないが)ココアを飲み体を温めるとパソコンの電源ボタンを押しPSO2を起動する。本来ならアップデートのため時間がかかるところだがPSO2を3年間続けていた拙者は水曜日にはダウンロードを済ませておくという習慣があったため既に準備は終わっていたのだ。そうしてEP5仕様に変わったオープニングを見ることなくボタンを連打し1鯖にログインする。いかにもなクリスマスソングが流れてゲーム内で冬を感じふと窓から外を見ると雪が降ってきたことに気づく。日本の四季の変化を肌に感じ寒気を感じた暖房器具をつけ体を温めようと電源をつけた、視線をゲーム画面に戻すとライブアナウンスが流れていた、どうやらこの時期限定のクーナのライブだ、いつもの曲を少しアレンジしただけだが実にいい。それと同時の次の緊急クエストはメリクリ緊急なのだろうと予想した。しかしライブが終わった直後PSO2は拙者の期待を裏切る。今まで運営に裏切られたことばかりなので慣れたものだが、やはり好きなゲームなだけに嫌な部分を見せつけられるのはつらいものだ。

            大 和 か             自分の信じていた世界が瓦解していく。ついでに電撃バッジがすでに交換不可だという事実が僕の怒りを加速させる。許せない、俺は運営と戦う。そう、これは希望を取り戻すための物語、そのモノローグだ。【たたら物語】 

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