電車内で思うこと
電車の中とは、戦場だ……。
俺は毎日の通学に電車を使う。
家から学校までは約一時間。その中で電車に乗っているのが約四十五分だ。
朝の通勤、通学時間は人が大勢いる。俺は、他の人は、それぞれの場所を確保しなければならない。
もし確保出来なければ、次の駅まで押し潰された状態、とてもキツイ状態での乗車となる。
今日も俺は電車での戦いに向けて、準備を整えている。
まず、列に並ぶ所からもう戦いは始まっている。先頭の方に並んでいれば、電車内は奥に詰めれて少し余裕が出来る。しかし、後ろの方に並ぶと、ドアに挟まることだってあるのだ。それにつり革もなく、電車の揺れに応じて人も揺れる。
今日はなんとか先頭の方を取れた。これで少しは安心出来る。
電車が駅のホームに着く。
ドアが開くと、一斉に中にいる人たちがうじゃうじゃと出てくる。
それを最後まで見てから俺は電車に乗車する。
中から人が全員出ていないのに、中に入ろうという奴は常識知らずだ。
自分のことしか考えないから、そういう行動が出来るのだと俺は思う。
俺は電車の奥の方まで詰める。
ホームで先頭近くにあるいる奴は、ドアの近くに立ち止まると次の奴らの邪魔になる。これもマナーである。
しかし、今日はいつもは見ない高校生三人組がいた。
毎日同じ時間、同じ電車、同じ場所にいると、だいたいの顔はわかるようになる。
今日はそこに知らない制服を着た高校生がいたのだ。
と言っている俺も高校生なのだが……。
その三人組は、自分のことしか考えていなかった。
周りがぎゅうぎゅう詰めなのに対して、そいつらの周りはスペースが少し余っていた。
奥に詰めようとして体が当たる者がいれば睨みつけ、自分たちは強いぞとアピールをする。
俺はそんな奴らなんて見ないように努力した。
見ていても腹立たしいだけだし、俺はそんな奴らが嫌いなのだ。
世の中に順応しろとは言わないが、最低限のマナーは守って欲しい。
電車の中では、音楽を聞く者、本を読む者、座って寝ている者と人それぞれ過ごし方は様々だ。
俺は毎日乗るこの電車での時間が一番無駄だと思う。
ただボーッと音楽を聞いているだけなら、少しでも勉強をしようと思う。
だって考えてみて欲しい。一日四十五分、一週間(月から金)で三時間四十五分も無駄にしているのだ。
俺たちの人生はとても短い。
それにいつ死んでもおかしくない。
だったら今生きている一分一秒を無駄にしてはいけないと思う。
通学途中でも勉強できる時間があるなら勉強をし、人生をもっと濃いものにしたい。
俺は毎日電車に乗る。
電車の中は戦場だ。
自分の場所を少しでも確保しないと、勉強することが出来なくなる。
それは人生に無駄な時間を作ってしまっているということだ。
人生をより濃く、楽しく送りたいのなら、隙間時間も有効に活用することだ。
電車で寝ている者に問いたい。
たぶんあなたは疲れていると思うが、あなたの人生は楽しいものですかと。
人生を楽しむ楽しまないは人それぞれだし、楽しめるかもわからない。でも、楽しもうとするなら一分一秒も無駄にはしたくない。
俺は電車に乗るとそう思ってしまう。
という物語を作った僕だったが、主人公の言いたいことがよくわからなくなってしまった。
とりあえず、書きたいことをつらつらと書いたらこうなった。
これからはしっかりと内容を考えてから筆をはしらせよう。
僕はそう思って、ノートを閉じた。