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ねこねこあるある ネコとの暮らし

部屋中お米だらけ!?ゆめかうつつか、ある日のささやかなしくじり体験

作者: 池畑瑠七

 「バラバラバラッ!」

 降り出した霰が、前触れもなく一気に屋根に落ちてきた!?みたいな大きな音が、明け方まだ布団にくるまってグースカ寝ていた私の耳に、飛び込んできた


 「!!! なんだっ?」 Σ(゜Д゜;≡;゜д゜)


 がばっと布団を剥いで身を起こ・・・・そうとしたけど、音の出所がどこなのか。


 体を半分まで起こした態勢で耳を澄まし、寝ぼけた頭を一瞬無理やり回転させる。けど、薄暗いこの部屋の中はシンと静まり返って物音も何かの気配もない。ただ窓の外から「チチチチチ・・・・」小鳥の声が小さく、聴こえてくるのみだ。


 「バラバラバラ???」

 あられをぶちまけるような音。突然あんな音が出るモノって、家の中になにかあったっけ?


 ぷーちゃんがなんかやらかしたか?


 あっ、うちの子、大丈夫か?

 って考えがよぎった瞬間、ベッドからがばっと起き上がってスリッパ履き隣の居間へと急ぐ。

 半開きの扉を押し開けると、そこには。


 まだカーテンが引かれたたままの暗い部屋の中。真ん中に、目も身体も丸くして ぴきん!と固まってるぷーちゃん。

 そのまわりの床の上には。暗くてもそうと判る「白いつぶつぶ」が、一面に散乱していた。


 ・・・こめつぶ・・・・・・?

 

 あああああああ!お供えの米皿、落としたな!!


 時々、やらかしてくれるイタズラ。テーブルの端っこに置いてあるものをそーっと、そーっと、すーっと押し出しながら様子を観察して、最後はストンと落としてみる。その行方をじーっと観察しているのだ(笑)。


 やりよったな・・・よりによって、神棚のお供え皿を。まさかあそこ迄手が届くとは。もう油断できん・・・。なんか、方策を考えなくちゃ。


 そのまえに、ひょえー、これどうやって片付けようかな・・・( ̄▽ ̄;)

 でも、まあ ぷーちゃんに怪我が無くて、よかった。


 そして薄暗がりの中、床一面に散らばった米粒をほうきとチリトリで掃き集め。やがてカーテンの隙間から朝陽が射し込んできて、変わらぬ日の出を迎えたのでした。


 

 という、リアリティありすぎな夢を見ました、先日。

 この「バラバラバラっ!」ていう音。最近、聞いた覚えがあったんですよ実は。あ、見覚えもありました(笑)。


 プーちゃんにいつものように夕ごはんを用意してるとき。前のがちょうど使い終わったので新しいカリカリフードの袋を開け、いつもの容器に移そうとした、そのときでした。


「あーっ!!」


 しくじって袋の口が外側へ折れ曲がり、隙間から「バラバラバラッ!」真新しいカリカリを、盛大に床へとぶちまけてしまったのです。


「わあ」「やっちまった・・・・」(・_・;)

 

 一瞬、フリーズ。

 さあ、どうしよ。


 とにかく、集めなきゃ。


 真新しいフード。勿体ないよな・・・うん、綺麗なものは回収しようか・・・。


 掃除機は無理だな・・・でも、ほうきで掃いても、細かい埃が一緒に入ってしまうしな。


 えーと、じゃあ・・・。

 

 辺りを見回し、目に入ったのは。

 「この、コーヒーショップから来たダイレクトメールはがきを、使おう!」


 ってことで、買う予定のなかったその厚みのあるはがき2枚で。零れ落ちたカリカリをそーっと寄せ集めて、無事なものをそーっそーっと、回収したのでした。


 ダイレクトメールはがき、ありがとう!いつもはチラとも見ずに古新聞入れにサヨウナラー!ってしちゃってんだけど、今回はしっかりと役立ってくれたぞ!


 

 自分のこんな「やらかし」体験が、この「お米ぶちまけた夢」の源で。

 しくじったのはプーちゃんじゃなくアタシだったのでした( ̄▽ ̄;)

 

 

 ぷーちゃんごめんねー(笑)。



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