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神絵師、〇〇の事情を語ります。

あくまで一般論です。

そして改めて申し上げますが、この物語はあくまでフィクションです。R15要素を含んでおります。


今回の話は直接的な表現がありますので、

UNEIからご連絡があり次第削除します。最悪活動報告のほうに投げて回避しますので、ご了承ください。

「そういえば……」


 またある別の日。相も変わらずななみさんが書類とにらめっこで来宮さんがパソコンで外注管理中、俺も一息入れてスマホを眺めている、そんな静寂の中で水鳥さんが突如として声をあげた。


「どうしましたか聖ちゃん?」

「あー、いえ、どちらかと言えばななみではなくかや先生への質問なのですが」

「ん? 俺ですか?」

「えぇ…。かや先生、と言いますか…どちらかと言えば男性に向けての質問ですかね?」


 あやふやな言い方だなぁ…。いつもの水鳥さんらしくない遠回しな聞き方に違和感。


「えっと、俺で良ければ質問にのりますけど…」

「では単刀直入に」


 なんだろう。普段真面目な水鳥さんが、いつも以上にキリッとした(当社比)――と思う――表情に、謎が解けない。いったい何を聞かれるんだろうか。


「かや先生的に、女性に呼ばれるなら男性器の呼称は『お○ん○ん』と『お○んぽ』と、どちらの方が好ましいのでしょうか?」


 ナニを聞かれてるんでしょう?


「え、ふつうに『お○ん○ん』じゃないですか?」


 実際原画を描いてきたとはいえ、あまりゲームをすることがなかったから内容までは聴いてないけど、確かそんなイメージだったような気がする。


「ふむ……かや先生は『お○ん○ん』派でしたか……。いえ、こういったデリケートな質問は周りに聞きづらいですからね。流石に両親に質問するのも如何なものかと思ってましたので、やはり身内に質問するに限りますね。助かりました」


 デリケートだと思っているなら、仮性のお方よろしくもっと包んでくれてもいいと思うんだけど? あとオブラートにも。


「康太君は『お○ん○ん』派なんですね~」


 あのななみさん? もう少し恥ずかし気に言ってくれませんか? あなたみたいな「大学では清楚系を極めたような美少女」のようなおひとが、顔を赤らめてもいなければ逆に笑顔で『お○ん○ん』って言ってるの、すごく違和感なんですわ。


「まぁ一般的かどうかは知らないですけど、よくゲームで読んだり聞いたりするのは『お○ん○ん』のほうかなと」

「一般的なものではなく、私は康太君の『お○ん○ん』事情が気になるんです」


 それ別の意味に聞こえるでしょうが。


「ななみさん! それは違うのです!」


 ナニが違うんだね?

 って、今度はパソコンとにらめっこを終えた来宮さんがインターセプトしたか。……援護射撃となるかな…。……うん、真面目な顔だしきっとシてくれるでしょう。


「陵辱ゲームでは『お○ん○ん』ではなく呼称は『お○んぽ』なのです! おほぉなのです!」


 違うわバカ。


「かぎやさんと『お○んこ』の話をするなら、まず純愛の『お○ん○ん』なのか陵辱『お○んぽ』なのかをはっきりさせてから話し合った方がいいとおもうのです!」


 思わないからそんなテーマなぞ捨ててしまえ。


「私たちは純愛ゲームを謳うブランドですから、当然『お○ん○ん』を押していくべきなんです! 康太君も『お○ん○ん』ですよね?」


 俺が『お○ん○ん』みたいな言い方するのはやめてくれない?

 いや男はえてして『お○ん○ん』なんだろうけども。


「あとボクはどっちかっていうと『お○んぽ』じゃなくて『お○んこ』って呼びたいのです!」


 知らんがな。


「それはさくらちゃんの個人的な願望なので却下です! なので『お○ん○ん』の呼称は唯一男性の意見を取り入れようと思います!」


 ドヤ顔で言うことじゃないんだよななみさん。


「ぶー。絶対『お○んこ』の方がいいのです……」


 へちゃむくれながら言うことでもないんだよ来宮さん……。


「複雑そうな顔だけどどうしたんですか? かや先生」

「複雑そうな、じゃなくて複雑なんですよ」

「…。ふっ」


 いやお前なにわろてんねん。

 張り倒しまんがな。


「まぁもう一つ質問があるんですけど、…予想はつきますよね?」


 うぇー……。

 ホームでうぇー。


「…男性が終われば、次は女性のことですよね?」

「その通りです。女性意見はいったん置いときまして、こちらも男性の意見をお聞かせ願えればと」


 こういう時のポーカーフェイス…ではなく表情が変わらない水鳥さんがうらやましいと思う。


「まぁこれも一般的には『お○んこ』なんじゃないですか?」

「こ、康太君のえっち!」

「そ、そうなのですっ! かぎやさんはえ、えっちなのです!」

「(#^ω^)ピキピキ…」

「あらら…。わかりやすくかや先生がお怒りですね」


 ことの発端はアンタだよ。って、ツッコミを入れるのは野暮なんだろう。

 深呼吸深呼吸。


「こ、康太君はその…『お○んこ』って…言ってほしいんですか?」 ←耳まで赤い

「さ、流石に『お○んこ』は恥ずかしいのです…」 ←赤面バーニング

「…………」 ←(#^ω^)ピキピキ

「かや先生、一旦落ち着きましょう? ね?」 ←少しやりすぎたかもと危惧


 この後めちゃくちゃ説教した。

 あとななみさんには『お○ん○ん』と『お○んこ』についての説明をし、来宮さんには『お○ん○ん』でわからせることに成功した。

















 後日に別の話があったのだが……。


「かぎやさん…お、お〇ん〇ん…の、指定はこれでいいのです……か?」

「こ、康太君のお〇ん〇ん!? だ、だめですよ! 職場でえっちなことはだめですっ!」

「ち、違うのです! ぐ、グラフィックのお話なのですっ!」

「(#^ω^)ピキピキ…」


 昨日を境にしばらくシモの話ができなくなったため、グラフィックがちょっとだけ遅れたとかなんとか。


 俺が悪いていうのか? 俺は悪くねぇぞ。だって水鳥さんが最初に言ったんだ、そうだよ、『お〇ん〇ん』ですかって! こんなことになるなんて知らなかった! 誰も予想できなかったんだ!

 俺は悪くねぇっ! 俺は悪くねぇっ!


同時投稿2話目(2000文字程度)


実質お〇ん〇ん回

一応間違いのないように言っておきますが、成功は成功です!

性交はしてないです!

ほんとうですからね!




追伸。

この呼称については私の個人的な意見であり、ライター様や企画元様などのご意見と地域の環境には配慮しておりませんので、あらかじめご了承ください。

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