彼の恋愛対象から外された私。
___私は、ずっと好きだった男性から
恋愛対象から外されてしまった。
『___あのさ~! ナルミは、俺にとって彼女というより
妹だから! 恋愛対象として俺は見る事ができないんだ! ごめんな!』
『・・・・・・』
・・・そんな風に言われても。
私は、ガッツリお兄ちゃんの事がこんなにも好きなんだよ。
恋愛対象として見れないなんて! ヒドイよお兄ちゃん!
お兄ちゃんと呼んでいる彼の名は、『浮島 夘平』27歳、漁師の
仕事をしている。
私とは、家も近所で子供の頃からずっと仲が良かったから。
私は、夘平お兄ちゃんの事を、“お兄ちゃん”と呼んでいたわ。
子供の頃から、ずっと今も同じように呼んでいるの。
まさか!? 大人になった私が、今更! 呼び方を変えられないし!
私と血の繋がりのない人をお兄ちゃんと呼ぶのもおかしいのかな?
・・・どっちみち、
こんなんだから、お兄ちゃんの恋愛対象から外されたのかもしれない。
でも? どうしても私はお兄ちゃんの事を諦めきれないの!
ずっとずっと、私はお兄ちゃんの事が大好きだから。
どんな時も、お兄ちゃんの傍に私が近くにいたわ。
お兄ちゃんのお父さんが、病気で亡くなった時も私はお兄ちゃんの
手を握っていたし。
いつも、泣かないお兄ちゃんの傍に私が、、、。
嬉しいときも悲しい時も、いつも私がお兄ちゃんの傍に...。
___それなのに、
どうして? 私じゃダメなんだろう?
*
___私が、お兄ちゃんに告白してから数ヶ月後。
お兄ちゃんは、綺麗な女性を家に連れて来たの。
この小さな島で、何もないところに都会の女性を連れて
来るなんて! ずる過ぎない!?
お兄ちゃんとは? 一度だけ! お兄ちゃんが盲腸になった時に
この島には、病院が一つもないからヘリで隣の島まで運んでもら
って、その病院で手術したらしい。
そこの病院の看護婦さんだった彼女とお兄ちゃんは、仲良くなって!
交際が始まったとか、、、!?
・・・私は、ずっとお兄ちゃんの傍にいるのに。
どうして? 彼女がいいのよ!
歳だって! 私よりも3つ上なだけ!
お兄ちゃんより2つ下。
___そもそも、
私が、恋愛対象じゃないの意味がよく分からないわ!
男と女だし! 血の繋がりもないのに、、、!
それに、とっても仲もいいじゃない!
・・・どうして? 私じゃダメなんですか? お兄ちゃん。
*
___でも、私はお兄ちゃんじゃない人と付き合いだしたわ。
幼馴染の男の子から、告白されたの!
『___オレさ! ずっと、ナルミの事が好きだったんだ!
だから、オレと付き合ってくれないか?』
『・・・えぇ!?』
『___1度、ちゃんとオレの事を考えてほしんだ! 答えは
その後でいいから、、、。』
『・・・・・・ううん、』
___仲がいい幼馴染の男の子だと思っていたのに...。
急に、告白されて驚きしかなくて、、、!
そんな風に、アノ男の子の事を考えてなかった。
恋愛対象として、私が見てなかったから。
私は、ずっとお兄ちゃんが好きだったし。
他の男性は、見てなかったのよ。
・・・だけど?
私はお兄ちゃんとはどうやら? 一緒にはなれないみたい。
___だから!
彼の告白をOKしたのだけど、、、?
本当に、これで良かったのか? ずっと悩んでいるわ。
好きじゃない男性と付き合って上手くいくのかな?
・・・でも?
お兄ちゃんは、アノ女性と来週の日曜日。
【結婚式】を挙げるの!
___私も、早く!
お兄ちゃんの事を、忘れなくちゃね!
最後までお読みいただきありがとうございます。