表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法の使い方 2  作者: 総督琉
外伝第1章 魔法の始まり
8/39

外伝第1話 天才

神崎(かんざき)天矢(てんし)。彼は天才だった。だからこそ彼は退屈だった。


毎日毎日詰まらない日々を送っていた。18歳になったある日。


天矢(てんし)くん。魔法って知ってる」


彼は魔法を知った。


「魔法ってのはね、火打ち石無しで火を出したり、川に()みに行かなくても綺麗な水を出せたりして誰もが憧れるものなんだよ」


彼は天才だった。天才ゆえ憧れなど無かった。そんな彼が初めて憧れた。魔法という幻想の力に。


神崎天矢は魔法を創ろうとした。

彼は自分のためだけでなく、魔法を教えてくれた(かえで)(しずく)のためにも創ろうとしていた。


天矢は雫のことが好きだった。だから彼女の誕生日に魔法で告白しようとしていた。



そして雫の誕生日がやってきた。


天矢は雫を夜の公園に呼び出した。


「どうしたの? 天矢君」


雫は分かっていた。天矢が自分のことを好きでいてくれてたことを。雫は期待していた。


「雫。俺はお前のことが…」


ドクンドクン


「好きだ」


天矢は思いを伝えると空中に文字を刻んだ。


"好き"と…。


すると天矢と雫の周りが光の玉に包まれた。光は色を変え、七色に光った。最後に光が空に舞い、花火のように光って散った。


雫は惚れた。


雫は答えた。


「はい」


ここから彼らの物語は幕を開けた。

神崎天矢(かんざきてんし)

年齢…18歳

性別…男

好物…無し


楓雫(かえでしずく)

年齢…18歳

性別…女

好物…炭酸

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ