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第5話 魔法の歴史
木原さんの家にお邪魔すると、多くのメイドや執事が挨拶してくれた。
ーお帰りなさいませ、ご主人様。
漫画でしか見たことがなかった状況だったから、俺は興奮していた。
白と黒の交差する色のメイド服。一人一人が可愛く、ポニーテールやツインテールなどなど、最高の状況だ。
俺は本がズラっと並べられた部屋に案内された。
「ここは?」
「ここは世界図書館。地球だけでなく他の星の歴史も記されている。つまりここは世界の宝」
「すっ、凄え」
そんな話を聞いてると木原さんの父が来た。
「君も魔法使いなんだね」
「はい」
木原さんの父が並べられてる本に手を向けると、本が勝手に動いて木原さんの父の手のもとに移動した。
この人も魔法使いか!?
「これから君に、魔法の歴史を教えよう」
すると本が光りだす。