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翌日

「お?」昨日からずっと子どもを見守っていた竜は子どもから妙な音が聞こえてくるのに気付きました。

「きゅるきゅる~」どうやらお腹が鳴っているようです。

竜は少し考えると、魔法で食べ物を魔法で集める事にしました。でも竜にはこの子どもが何を食べるのか分かりません。そこで思いついた物を色々集めました。

やがて子どもが目を覚ましました。

子どもは目の前にたくさんの物が積み上げられているのでびっくりしました。

魔虫や魔草、魔樹の実など色々です。中でも魔虫は自分よりも大きくてギチギチ鳴きながら襲いかかって来たので半泣きで逃げ回りました。

すると、急に強風が吹いて魔虫は吹き飛んで行きました。子どもが見上げると大きな竜の鼻先がありました。子どもは腰を抜かしてしまいました。

でも竜はとても優しい瞳をしていたのでやがて子どもは落ち着いてきました。

竜は食べ物の山を示して食べるように勧めます。

子どもはその中から大好きな魔樹の実を見つけるとさっそくかじり始めました。

カリカリ、カリカリ、カリカリ、カリカリ。

竜はその真剣にかじる様子を見てそのかじる音を聞いて少し考えます。

そして子どもを「カリカリ」と呼ぶことに決めました。

竜は魔獣の子どもを育てるのがなんだかとても楽しそうな気がしてきたのです。

大人になってひとりで生きていくことができるまで世話をしよう、いや、したい、と思ったのです。

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