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人類滅亡前に転生させられた『遊び人』だけど!~幼児のSMゲーム~ 作者:ろぼろぼ

第2章イルディア編

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反骨のニーナ・バウアー

ここは王都アンツの路地裏、ニーナ・バウアー3歳は何時もの様に空き地に向かっていた。
(ルカ・バウアー)が国外追放になり、彼女の周りは火が消えた様になっていたた。
隣のエデラー家もどこか元気がなく縦ロールの髪もハリを無くし萎びてしまっているようであった。

ニーナ・バウアーは、当然だと思う。
自分達は神を失ったのだと。

彼女は、兄が王都アンツの空を紫に染めあげたあの日に思いをはせる。

落雷の旋律は美しく(ルカ・バウアー)の雄たけびであり
大地を揺らす地響きは(ルカ・バウアー)の怒りであった。

バウアー家を監視に来ていた王国兵は腰を抜かし震えあがる。

(ルカ・バウアー)はそんな愚かな兵など意に介さないだろう。
春の風に舞う綿帽子の様なものである。

椅子の上から窓の外を除くニーナは、ルカ・バウアーが地を割き天を引き裂く光景に見入って居た。
彼女は生涯この光景を忘れないだろう。

北の森の魔女討伐戦。その日、
ニーナ・バウアーにとってルカ・バウアーは神と言う存在になった。

敵対者へは絶対の恐怖を、味方へは絶大な信頼を与える(ルカ・バウアー)はそんな人物であった。



ニーナ・バウアーは、ようやく空き地へと辿りつく、そこには一人の黒髪の青年が居た。
兄の知り合いで(ヤン)と言う青年だ。
(ヤン)と兄の話をするのが最近のニーナの日課になっていた。

(ヤン)は、王国最狂(ルカ・バウアー)の予言通り国王が死んだ事をニーナに告げる。

「さすがです、しかも、ちゃんと自分に罪が無い事を伝えてる辺りのこうかつさが、おにいさまらしいのです」

それに対し(ヤン)は、いやいや違うと、ただ国王に死を告げるだけじゃ負け惜しみに思われるから、国王の死を願っていないと強調したんじゃないのかと独自の見解を示す。

「なるほど、さすが我らがカミです」

とニーナは納得する。(ヤン)は苦笑しつつ王国最狂(ルカ・バウアー)は無意味な争いを避ける為に自ら国外退去になったんだろうと。そして王蘭(ウォンラン)王国最狂(ルカ・バウアー)の居場所を探してくれていると事も伝えた。

ニーナ・バウアーは了解とばかりに頷く。

そして彼女は祈りを捧げる、天の神にだろうか?いや違う彼女はそんな物を信じてはいない。

彼女の(ルカ・バウアー)に祈りを捧げているのだ。

ニーナ・バウアーは思う、自分達から神を奪った人間達を許すまいと、
そして自分の神を傷つけようとするものも許さないだろう。
神が天罰を加えないなら自分が行おうと。

こうしてニーナ・バウアーは反骨の精神を着実にやしなわれていくのであった。


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