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人類滅亡前に転生させられた『遊び人』だけど!  作者: ろぼろぼ
第2章イルディア編
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夢の花園!女子寮生活

こんにちは、ルカ・バウアー卿()5歳です!


ただ今、帝国領の旧イルディア国と言う所に来ております。

ここは10年ほど前に帝国に併合された地域なのですが、兎に角繁栄しております。

嘗ては大陸の宝石箱・千塔の都などと謳われた街は人口でもアンツの10倍、50万人を超えているのです。


そして、いま私はエマ・ベルトンと言う13歳の貴族の少女に連れられ彼女が通う女学園の女子寮に来ているのです!女子寮ですよ!女子寮!女の花園です!


エマは一見、三つ編みに眼鏡をかけた地味な文学少女と言う容姿なのですが、れっきとしたベルトン男爵家の令嬢でもあるのです。


彼女は自分の部屋に着くと、ルームメイトの16歳と12歳の少女達に私を紹介します。



「いや〜買っちゃいました!市場に奴隷市が出ててつい衝動買いしちゃいましたよ〜。檻の中から覗く可愛い瞳に胸を射抜かれちゃいまして」



と、はにかみながら説明しています。


ルームメイト達は楽しそうに、道楽貴族!奴隷をはべらす頽廃貴族など囃し立てています。

どうやら異性の奴隷をはべらすのは道楽や一種のステータスの様な所があるようです。


ただ値段の話になり彼女が銀貨5枚と説明するとルームメイトはドン引きし、


「そ、それ。ちょっと安すぎない?子供でも普通金貨30枚はするわよ!大人なら金貨100枚、容姿の良い女子なら金貨数千枚も有り得るんだから・・・何か変ないわく物件とか何じゃ・・・」


するとエマは涙目で私に抱きつくと、


「何でそんな意地悪言うのよ!ルーくんは、能力値も低いし、まだ幼いからそんなもんだよ」


と訴える、でもエマはちゃっかり金貨1枚の所を銀貨5枚に値切ってたんですけどね。

ルームメイトもエマに謝罪し、可愛いから良いかと言う所に落ち着きます。


そうして女子寮での日々の始まるのです。


私はと言えば朝はエマの荷物を持ち女学園まで通い、その後は一旦寮に戻ってルームメイトのものも含め掃除に洗濯です。


いえ、お嬢様方の下着を洗うのは少し照れてしまいますが・・・


その後は女学園にエマを迎えに行き、寮でエマやルームメイトとすごします消灯になりますと寮母の部屋を間借りして寝ております。


奴隷の生活も捨てたもんじゃないですね、殆どペットみたいな感じですが。


敢えて気に入らないとすれば黒い皮の首輪にプレートの様なものをつけられてる事です。


力づくで外せない事もないのですが、コレ奴隷の証で『ベルトン家の所有物』と言う事が書かれているのです。

ただ、この寮での身分保障にもなっており私が問題を起こせばベルトン家が責任を取ると言う事で自由が保障されている所があるのです。



そして少し生活が落ち着いた所で、『生存戦略』の開始です!



好感度(パラメーター)を上げていくのです、まずは寮母にエマとそのルームメイトからでしょうか。彼女達を落とせば、女子寮での生活もかなり楽になるのではないでしょうか。


早速、調教師の称号で得た『変態性欲(フェチシュ)』のスキルをエマに試して見る事にしました。


一番効果がありそうな直球の性癖を追加しようと思います!


えぇ、スキルを使用直後に凄い効果(えいきょう)がありました。


それは年頃のお嬢様が晒して良い物ではないのですが、俗に言うアヘ顔(バカ顔)です。

何か危ない薬でイっちゃった感じの顔です。ルームメイトが心配する中ようやく正気を取り戻したエマは説明します。


「ルーくんに触られると凄く気持ちよくなって、頭が真っ白になっちゃったの・・・」


じゃあ私も試しにと言う興味を持ったルームメイト達にも使用していきます。えぇ三人仲良くアヘ顔見せてくれました。どうやら性癖を書き換えられる瞬間凄く気持ちが良くなる様です。後で寮母にも使っておきましょう。


『エマ・ベルトン』(13歳)


【特殊性癖】

少年愛(ショタコン) :015


【プレイヤー好感度】

愛情 :15  恋愛 :8 



えぇ是非、お嬢様がたには少年愛(ショタコン)地獄にハマってもらいましょう!



消灯間際、エマたちの部屋を飛び出した所で私は思わず固まってしまいます。



月明かりの廊下には、ネグリジェを着て腰まで有る長い金髪を縦ロールにした絵に描いた様な本物のお嬢様がいたのです。


縦ロールの声が響きます



「奴隷の身分で私の道を塞ぐとは!何ですのこれは!」



慌てて部屋を飛び出てきたエマが私を抱え上げ廊下の端に移動して縦ロールの女性に土下座をします。


「す、すみません。クリスティーナ様!幼い上まだ引き取って間もないのでどうかお許し下さい」


「下僕の教育も主人の責任ですのよ」


そう言い残し女性が去った後にエマが口を尖らせて注意してきます。


この学園には絶対的な二つの派閥があって、一つが帝国女王の孫にして現イルディア領主であるジークヴァルト公爵の令嬢であるクリスティーナが牽いいる現領主派、もう一つの派閥が、帝国の臣下になったとは言えかつてこの地を支配した旧王女の率いる旧イルディア派。


この二人には絶対に逆らってはいけないと。簡単に言うと、滅ぼした国の王族と、降伏して臣下になった国の元王女が同じ学校に居て派閥をつくってる感じなんでしょう。



しかし、私が固まった理由は別にありました。


クリスティーナ・ジークヴァルトのプロフィールに人魔戦争において一時皇帝の地位に着くとあったのです。



将来の皇帝を、ぜひ将来のパーティメンバーに!と思う一奴隷の幼児なのでした。






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