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そのなな

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店内に入るとリネさんが待ち構えていた。

装備を渡され試着室で着替えるように言われる。


「何だこれ?     ナニ    これ?」


それはリネさんの装備よりも露出が激しくなっているものだった。


肩当部分は普通のもので肩と腕にベルトで固定されている。

そこから胸パーツにつながっているのだがパーツがなぜかビキニの水着のように左右に分かれている。

その左右のパーツから1本ずつベルトがのびてローライズ気味に腰に巻かれたベルトに固定されている。

腰のベルトからは前後に幅25cm長さ40cmくらいの皮1枚ずつ下げられている。   あとはサンダル


なんか裸エプロンと言うよりエロ下着だな


「ずいぶん攻めている感じですね」

「そうでしょう!私のデザインよ!」

リネさん      あなたのせいか


「いや   だった?」

「う」


リネさんが悲しそうな顔をする。      ナニこの罪悪感?


「ごめんなさいね?初めてのお客さんで舞い上がっちゃったみたい」

「い、いやその」

「やだもう!あたしったら         ぐすっ」


え?ええっ?


「き、着替えてきますっ!」


試着室に飛び込んで大急ぎで服を脱いで装備を身につける。

うわやっぱりエロくないか? コレ?   それに・・・・・


「あの~~リネさん  パンツは・・・下着は無いんですか?」


試着室の中から聞いてみる


「ないわよ~?獣化するたびにちぎれちゃうんだもの穿けないわよ?」


何ですと?!  でも言われてみるとその通りか


諦めて試着室を出る


「わあっ!ミンちゃんスタイルいいから似合うわぁ!」


リネさんのすごい笑顔が迎えてくれた。

ちなみに顔に涙のあとはない。目も赤くない。

16歳の男にうそ泣きかそうでないかの判断など出来るわけがなかった。


軽い敗北感を感じながら皆のところに行く。

股間がすーすーする気がする    不安だ。


「ミンちゃん エロい!!」


早速ゼンジが言ってくる


「胸が・・・・おへそ・・・フトモモ・・・・」


コウが真っ赤な顔をしている

2人の視線が撫でまわすように身体を見ている

僕は両手でその視線から隠そうとするが2本の手では全然足りない。


「あんまりじろじろ見ないでよ」

「す、すまん  でもなあ、これはなあ  見ちゃうだろ?」

「うううううう」

「兄ちゃん これ  パンツ?  下着?どうなってるの?」


コウが余計なことに気付く

まあ、横から見れば全部スリットというかほぼ何もないからわかるか

気づいて欲しくはなかったけれども。


「つけてないわよ~~?」


リネさんがバラしてしまう。  リネさあぁ~ん


「つけてないって    つ、つまり     ゴクリ」

「そう、ノ・オ・パ・ン♪ 獣人は履けないのよ?しょうがないでしょ?」

「うおおおおおぉぉ!!!」


うわっ!びっくりした!


「あー、急に屈伸運動がしたくなったゾオ!」

「あれ?コンタクトレンズ落としたかな~?」


2人がそわそわしだす。


「ボクは2人の頭蓋骨の柔軟性が知りたいなっ♪」


両手を獣化させて2人の頭を掴む アイアンクローだ。

獣化すると手が大きくなるので片手で簡単に掴めるようになる。

ゆっくりと力を入れる。


「「ギブギブギブ」」


手を放すと2人とも頭をさすりながら涙目でこちらを見る。

いやらしい目で見るからだ   中身男だぞ?


「すまん あまりのことにうろたえた。」


コウが詫びてくる。


「しかし獣人はノーパンか    ってことはリネさんも・・・」


ゼンジがゴクリと喉を鳴らしながらリネさんを見る。       ちょっぷ!


ゼンジが床をのたうち回る


ちょっとだけ   ほんの少しだけ     ムカついちゃったのだ



    なぜか


考えたら熊さんもノーパンですな

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