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そのろく

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「よろしく!兄ちゃん!」


目の前のエルフの青年がニコニコと笑っている。


昨日と同じにログアウト後にすぐ眠れるように入浴などを済ませヘッドギアを装着する。

ベッドに横になり電源を入れゲームをスタートすると昨日ログアウトした店の前ではなく広場のほうに立っていた。町でスタートするときはここになるのかな?


ぽーん


メールが着信する。ゼンジからだ  今町の外にいるようだ。

ボクがログインするまでの間暇つぶしをしてたそうだ。

勉強より遊びを優先しているように見えるのに成績は上位をキープしているとかオマエは完璧超人か


ゼンジと防具店で待ち合わせることにする。さすがにオーダ-品は完成していないと思うが何か間に合わせのものでもあればいいかなと思う。


「こんにちは!」


店に向かおうとすると声がした。

振り向くとエルフの青年がこちらを見ている。ボクに声をかけたのかな?


「こんにちはミンさん」


ああボクにだ  誰?


「ああやっぱり可愛いなあ」

エルフ青年が近づいてくる。

両手を広げながら近づいてくるので警戒しながら聞いてみる。


「どちら様?」


「俺だよ俺」


オレオレ詐欺?


「に・い・ちゃ・ん♪ 俺♪」


ん?んん?


エルフ青年の名前を確認する。


「コウ」


コウ?晃?ひかる?   


「ひかる?」


「よろしく!兄ちゃん!」


目の前のエルフの青年がニコニコと笑っている。


「父さんがやっていいって言った。」


「コウ」が言う


「あんなに可愛いときっとナンパされちゃうねっていったら父さんが『晃はそのゲームに興味ないのか?』って言い出して」


    お父さん・・・


「母さんが『善治君が守ってくれるから大丈夫よ』って言ったらますます渋い顔をしだして」


              お父さん・・・・・・・・?


「兄ちゃんと同じゲームをやりなさいってお金渡された」

お父さん!

「弟のお前が守ってやりなさいって」


お父さん  あなたの子は年頃の娘じゃなくて息子なんだから・・・・


ぽーん    あ  ゼンジのこと忘れてた


ボクとコウはあわてて防具店に急ぐ


防具店の前にはゼンジとヘングリンさんが立っていた。相変わらず八百屋風熊だ

近づいてヘングリンさんを見ると寝ていないようでクマがあった。


熊にクマが


それにしてもどうしたんだろう?


「そいつ何?」


「?」


ゼンジが不機嫌そうに言う


「ミンちゃんの隣にいるエルフの男は誰さ」

「コウのこと?」

「よ、呼び捨て・・・・・・・!」

「ゼンジ?」

「ゼンジさんあなたの役目はここまでだぁ!」

「なにっ?!」

「今からはミンさんの隣は俺のものだ!」

「き、貴様ァーー!!」

「え?え?」


2人が距離をとって向かい合う。な、なにしてんの?


「「うおぉぉぉぉっ!」」ガシイィ!

いきなり走り出した2人が肩を組む    ?????


「たらたったれたた~~」


踊りだした?


「いっつ!じょーく!!」


???なにが起きてるの?


「来ましたよ!ゼンジさん!!」「

いや 良く来たな コウ!」


?2人ともお互いをわかってたのか?    なんだ驚いた~


「ここは『2人ともボクのために争わないで!!』とか欲しかったなー」

「兄ちゃんにそこまで期待しちゃいかんですよ~」

「それもそうだな!」

「「あははははははは!」」


「で、2人は前もって打ち合わせてたと?」

「「ハイ」」


2人はなぜか土まみれで地面に横たわりすねをおさえていた。

まるですねを思いきり蹴り飛ばされのたうち回った様に見える。


「ほんのジョークだったのに」

「んー?」

「イエスイマセン」


今朝の分がなければここまで強く言わなかったがボクとしたことが多少溜まっていたようだ。

そもそも店の前で騒いだらヘングリンさんに迷惑掛かっちゃうでしょ?


「なー、あんまりここで騒がないでくれよ。いくら客がいないからって」


ほら!!ヘングリンさんも困ってるよ!!


「すね蹴り30連発とかやられるとさすがに怖がられちまうよ」


ン~、ナンノコトカナ?


「とにかく店に入れ。嬢ちゃんの防具も完成してるから」

え?

「早いですね」

「まあな つい張り切っちまった。」

「それからボクは嬢ちゃんじゃないです。」


あえて言うなら坊ちゃんです。


「あー、名前で呼べってか  ミンちゃんだっけか?」


いえそうではなくて


「とにかく入ってくれ」


  うーん まあいいか


店に入ることにした。


全体的に少し直しました

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