そのにじゅういちのおわり
手術の事は覚えていない。
まあ、麻酔が効いていたので覚えるも何も無いのだが。
気が付くと病室だった。
先生が来ていろいろと話をしてくれた。
綺麗に仕上がったとかそういう話だ。
しばらく入院して身体になれるためのリハビリとかをすることになった。
次の日はゼンジが来てくれた。
「お疲れ 明ちゃん」
「ありがと 傷口見る? とは言え無いけど」
「一瞬期待した。」
「期待するような状態じゃないよ?」
「それでも期待してしまうのが若さというものさ」
「16歳がおっさんみたいな言い方だよ」
「ぷぷ」
「ふふ・・・・・いたたた」
「おっと、大丈夫か?」
「う、うん平気」
「無理すんな 人呼ぶか?」
「傷開いたわけじゃないから」
「そうか?」
「うん」
「・・・・・・」
「・・・・・・・」
「あー、えっと顔も見れたし帰るかな」
「え・・・・・・」
「ん?」
「なんでもない 気をつけてね?」
「おう」
ちょっと寂しい
手術から何日か経って痛みも無くなってくると暇になってくる。
こういうときこそゲームでもと思うがゼンジから
「ゲームに依存しぎるのもいかん」
と言われたので我慢してみることにした。
するといろいろと考える時間ができてくるわけで
学校の事とか
性別が変わってしまうなどと言う事があったら 転校位考えてもいいと思うが
見舞いに来てくれた エリー 鈴木絵里が言うには
女性化のことは皆に受け入れられているらしい。
元から男には思えなかった。
あの顔なら自然の成り行きなどと言われているらしい。 なんだとー
ゼンジの告白も「なぜか」知れ渡っているそうだ。
なぜかじゃないだろう
絵里はボクとの2ショットをスマホで撮影して帰っていった。
クラスの皆に女の子になったボクの写真を見せるんだそうだ。
顔変わってないけど。
ゼンジは毎日来てくれる。
この日も絵里と入れ替わりに来た。
正確には入れ替わりと言うよりゼンジが来たら絵里が帰っていったのだが
「あとは若い二人にお任せして ウェヒヒヒヒ」
だそうだ キモイ
「具合はどうだ?」
「悪くは無いよ 病気じゃないし」
「そりゃそうだ」
ゼンジの手がボクの頭を撫でる。
気持ちいい 気持ちいいが 僕はゼンジの手をそっと払う。
「明ちゃん?」
「・・・・・今頭 そんなに綺麗じゃないから・・・・・・」
「気にしないぞ」
「ボクが気にする」
「そうか」
ゼンジが真面目な顔になる。
あ、あれ?怒らしちゃったかな?
「明ちゃん」
「は、はい」
「前にも言ったけどさ」
「う、うん」
「俺は明ちゃんが好きだ」
「ボクは男だったんだよ?」
「男とか女とかじゃなく小泉明が好きだ それに明ちゃんは元々女の子じゃないか」
「学校で元男と付き合うなんて知れたら孤立するかもよ?」
「鈴木に頼んで拡散してもらったからなとっくに知れ渡ってるぞ」
「ボクはオーケーするなんていってないのに?」
「明ちゃんがいいというまで何度でも告白するからな」
「本当にボクなんかでいいの?」
「明ちゃんがいいんだ!」
「もう・・・・・もう・・・・知らないよ?」
「明ちゃん!」
「・・・・・・・・・・これからよろしくお願いします・・・・・・」
「まかしとけ!!」
「はあ、もうレアキャラ選んだばっかりにとんでもない事になっちゃったよ」
「レアキャラか レアキャラいいよな?」
「え?新キャラ作ったの?」
「そのキャラはなあ、自分が男だと思っててほんとは可愛い女の子で今は隣にいてくれるんだ。」
「え」
「可愛いんだぜ?」
もお!
ボクは赤くなった。
えーっと終わりです
次いってみようと思います




