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ラヴァーズオンリー
君に会った日のことをまだ覚えている
初めてなのになぜか懐かしくて
運命なんて気恥ずかしい言葉
使ってみたりしてた
君のことを僕が知れば知るほど
二人は遠くなった気がする
君は息が詰まりそうだと
最後の日 悲しそうに言った
僕たちはどこで
道を踏み外してしまったんだろう
幾つかの選択肢を乗り越えながら
正しい道を選んできたつもりだったけど
ふと気が付くと君が見えなくて
掛け違えたボタンのように
僕らの何かが噛み合わなくなっていた
たとえば君が
たとえば僕が
たとえばほんの些細なことが
僕らに道を見誤らせて
取り返しのつかない事になってしまった
君のいない部屋は僕には広すぎて
迷子の心は君の温もりを探している
本当に大切なものはいつだって
失ってみて初めて気付く
僕が君をどんなに好きかってこと
でももう君は行ってしまって
二度と僕の腕の中で眠ることもない
ラヴァーズオンリー 忘れない
僕らは一つの恋を閉じて
別々の時の中を歩き始めた
ラヴァーズオンリー 忘れない
君を愛した意味
僕らが過ごしたあの日々を