LOVE SONGS
君のキスは いつも さりげなくていい
触れるだけの 何気なさがいい
視線だけの合図で そっと
物足りないぐらいがちょうどいい
君の好きなところを上げるなら
一番先に思い付くのは
口唇だったりする
時々 思わず指でなぞると
君は少し困った顔で どうかしたのと聞く
ただそれだけのことで 君でいっぱいになる
車を運転する君の横で 流れる景色を見ながら
CDに合わせて口ずさむ 大好きな曲
君はあんまりうまく歌えないけど
少し音が外れるのも 案外悪くない
君の口唇から溢れるすべてが
掛け替えのないLOVE SONGS
胸が詰まるほどの熱い思いも
涙で頬を濡らした長い夜も
誰もが憧れるようなお洒落な恋愛も
色褪せて見えるのは きっと君に会えたから
こんな平凡な幸せが ずっと続けばいい
プロポーズの言葉 君が口にするのを
ずっと待ってる
結婚しよう ありきたりでいい
高望みなんてしない
小さなアパートと
繰り返される日常だけがあればいい
そばに君がいてくれさえすれば・・・
君のキスは いつも さりげなくていい
触れるだけの 何気なさがいい
視線だけの合図で そっと
「君を守れる強さはないけど、
君が羽を休められる止まり木になりたい」