表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お笑い野球イディオッツ!  作者: 山岡4郎
おいでよ最弱の闇
962/5139

【イ軍編405】ノムライズム新監督VSイ軍ナイン

「球界の掃き溜め」最弱イ軍に、稀代の名将ノムさんをリスペクトする新監督三佐倉が就任。どうせ誰が監督やっても最下位は最下位だろうが、三佐倉の毒舌芸にイ軍ナインがどのように反応するか、世間の野次馬的興味だけは集中したものである。

 だがしかし、予想に反して三佐倉は不気味な沈黙状態に突入。

「さすがの三佐倉の野郎も、歳取ってボケ…いや、丸くなったのか」

「いやいや、俺らが予想以上に大人の集団だから、奴も黙って見守りモードに入ったんだろ」

 等とイ軍ナインが増長しまくる一方、

「おい相原。世間じゃエースだなんだと言われてるが、15勝はしないと俺は認めねえぞ」

 と、三佐倉は何故か若きエース相原だけは執拗にディスり続け、一気に関係が悪化。本来なら真っ先に叩き直すべきグダグダベテラン連中を放置し、言われなくても練習するエースをクサしまくった事で、チームは6月を待たずして完全崩壊。三佐倉は強制休養の憂き目に遭ったのである。

 後年、この時の事を、三佐倉は次のように語ったのであった。

「無視・賞賛・非難のノムさん方式をイ軍に持ち込んだのが失敗でした。相原だけは非難のレベルに達してたんですが、他の連中があまりにもどうしようもなくて全員無視の段階で、コミュニケーションの取りようがなかったんです」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ