【城戸編221】タイトル争いにマスゴミを絡める老練な日本最強打者
時は9月初旬、セリーグの首位打者争いはマ軍の3年目伊ケ崎、そして最弱イ軍の4番「40億の不良債権」「消化試合の鬼」こと城戸のマッチレースとなっていたものである。
ここで城戸は、かつて三冠王三度の大打者落合を丸パクリし、マスゴミを通じて伊ケ崎に対しての口撃を開始。
「(タイトルの)ライバル? 伊ケ崎は確かにいい打者だが、俺は最初から相手にしてないね。今までシーズン通して働いた事は無いだろ? ペース配分を知らない奴は、9月に絶対落ちてくる。それよりも俺がマークしてるのは、サ軍のマラクスラーだよ。奴は俺が見ても惚れ惚れする堅実なスイングだし、何より選球眼がいい。本当に怖いのはマラクスラーだね」
と、タイトルほぼ圏外の外人を褒めまくり、伊ケ崎を複合的に挑発。精神的に有利な状況を作り出そうとしたのである。
この卑怯極まりない作戦は見事に的中、ここまで勢いだけで打ちまくってきた伊ケ崎は城戸の煽りにカッカして自分を見失い、打率は急激に低下。誰にも望まれない城戸の首位打者獲得待ったなしの状況となったのである。
かと思われたが、事態はとんでもない方向へ転がったのであった。
記事を読んだマラクスラーの通訳が、冗談で「イ軍の城戸からラブコールされてるで」と、ホモ的な内容に意訳。これに実はガチホモのマラクスラーが激しく反応し、城戸への激しいストーキングを展開し万事休す。精神的にヤラれた城戸が伊ケ崎以上に調子を落としてしまい晴れて首位打者を取り逃すという、大正義野球の神様がきっちりとブーメランボールを城戸に喰らわすオチがついたのであった。




