【イ軍編349】ホーモランボーイ大作戦
真夏のマ軍-イ軍戦。
強打者揃いのマ軍打線が、イ軍炎上投手陣をどのように血祭りに上げるのか。イ軍本拠地東京新宿スタジアムに集結したマ軍ファンの興味はその一点のみであったが、そうはいかんざきとばかり、マ軍打線をイ軍の卑劣な罠が待ち構えていたのである。
「マ軍のクリーンアップがノンケのホモ嫌いなのは、先刻承知だからなあ。奴らのホームランさえ抑えちまえば、後は何とかなるってもんよ」
そう、イ軍は地元(新宿二丁目)のファン層拡大も見込んで、ホームランガールならぬ「ホーモランボーイ」を公募で結成。ホームランを打った打者は敵味方問わずホーモランボーイに手厚くお出迎えしてくれる(お触り不可避のホモセクハラッシュ)態勢を整えていたのであった。
この迎撃フォーメーションが功を奏し、イ軍先発投手が被本塁打世界記録保持者の風神にも関わらず、マ軍クリーンアップは自らホームランを避けるべく小さな振りに終始。イ軍首脳陣はベンチでハイタッチ。作戦は大成功
したかに思われたが、ここからが悲劇の始まりだったのである。
何と、マ軍の下位打線が実は隠れホモ揃いだったのだ。普段は本塁打が期待出来ない非力なタイプながら、ホーモランボーイに対するカウンターお触り目当てで大ハッスルし、6~8番で計7ホーマーをマークする大爆発。
こうしてイ軍はホーモランボーイを配備したばかりに通常の3倍は大炎上してしまうという、見事なまでのブーメランボールをキメてしまったのであった。




