【イ軍編329】ステロイド犬ジョンジー君登場で球界崩壊待ったなし
開幕から立て続けに2度の二桁連敗をマークし、いよいよヤケクソとなったイ軍上層部。
あまりの壮絶な負けっぷりに、自軍の弱さを棚に上げて
「あいつら(※他球団選手)絶対お薬やってるよ!」
という妄想じみた決め付けの下、本拠地新宿スタジアムにアメリカ産のステロイド捜査犬ジョンジー君を投入。公式HPで大々的に煽りまくったものである。ぶっちゃけステロイド捜査犬なんてものは存在しないのであるが、とにかく上辺だけでも他球団を牽制しようという試みが実行されたのであった。
球界内外で若干どころではない失笑が漏れたこの作戦であるが、なかなかどうして、である。ジョンジー君が投入された初日の試合前練習、対戦相手であるマ軍の打撃練習が、いつもより明らかに迫力が無いのである。
「おいおい、マ軍の連中、お薬でも抜いたのか、今日は全然打球が飛んでないぞ」
「まさかジョンジー君が成功するとは…。つーか日本球界のお薬汚染はガチだったのか」
まさかの展開に驚くと共に、
「こりゃ今日はいい勝負が出来そうだな」
ほくそ笑んだイ軍上層部であったが、バレ回避の為に、自軍内部ですらジョンジー君がヤラセである事を伏せていた事で万事休す。
結局、イ軍ナインがマ軍ナインよりも更に動きが悪くなるという超展開が発生。いつも以上の大炎上&秒速凡退で、結果的にはイ軍ナインの深刻なお薬頼り体質が明らかになっただけで終了という、とんでもないブーメランボールがキマってしまったのである…。




