【城戸編206】球界最高打者VS7人の暗殺者
「『40億の不良債権』城戸を合法的に病院送りせよッ!」
という合言葉の下に、イ軍上層部が極秘のプロジェクトを発動。
「やっぱり球界最高打者には専属打撃投手を付けてあげないとネ」
等と調子のいい事をほざきながら、剛球&ノーコンでクビになった他球団の若手投手を集結させ、一大暗殺…いや、打撃投手団を結成したものである。
これにて城戸の選手生命も終了。年俸4億残3年の12億はドブ捨てになるとしても、試合における戦犯行為(単に普通に凡退して併殺を打ちまくるというだけの話であるが)だけは未然に防げるものと思われた。
だがしかし、イ軍上層部は城戸の実力を甘く見過ぎていたのである。
城戸お抱えのスーパーハカーがイ軍球団のガバガバセキュリティサーバーから、前述の情報をキャッチ。城戸が7人の暗殺隊にお小遣いを渡して買収した事で一転攻勢に出たのである。
「俺には投げなくていいよ。他の奴らに投げてやんな」
として自分への投球を回避した――――だけでは済まなかった。何せ手加減が出来ない危険球軍団なだけに、他選手の打撃練習時、死球を量産。城戸を葬り去るつもりが他の主力選手たちがほぼ全員病院送りになるという、超巨大ブーメランボールが突き刺さる事態となったのであった。




