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【イ軍編313】ガバガバイ軍サーバーを守れ
メジャーリーグの某チームで発生した、球団サーバーへの不正アクセス事件。これを受けて、NPBでも形ばかりの対策指示が、機構から各球団へと通達されたものである。
と、思いきや、「球界のお荷物」こと最弱イ軍にだけは、極秘裏に資金援助及びコンサルが入ってのセキュリティ対策が行われる事が決定。一部スーパーハカー連中にはセキュリティのガバガバっぷりに定評のあったイ軍にも、ようやくその辺の零細企業並みの態勢が整う事となったのである。
「しかしGM、一体どんな手を使ったんですか」
とは、イ軍「パネマジ広報」こと白井。そう、イ軍GM柳澤がNPBと面談の上、今回の措置が決まったのである。白井の疑問に、柳澤は満面のドヤ顔でDQNな内幕を明かすのであった。
「ウチのリバースも球団サーバーに情報置いてる、って言ってやったのよ。私も詳細は掴んでないけど、リバースの野郎、他球団の主力連中にもドーピング剤を売り捌いてんでしょ? それでNPBが慌てちゃってさあ、秒速でウチに金出してくれる事になったのよ。全く、持つべきものは違法用具商人よね」




