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【イ軍編302】壊れたピッチングマシーンで走り出す
「球界の盟主」こと名門バ軍が、極秘裏に壊れたピッチングマシーンを購入。バ軍と言えば人も物も最高級を揃える事で知られており、販売した中古業者も思わず訝ったものである。
「天下のバ軍様が、一体何のつもりであんなの買ったんだろうなあ」
「FAで金を遣い過ぎて、設備にまで廻らないんじゃねえの」
その後、バ軍では前述の故障済ピッチングマシーンが、某チームとの試合前練習で大いに活用されたのであった。
「最初はこんなガラクタ買うぐらいなら少しでも俺らの年俸に廻せと思ったが、意外に効果あるな」
「うむ、ぶっ壊れてるだけに、球がどこに来るか全く分からないからな。度を越えた糞制球のイ軍投手陣対策としては、まさにうってつけだぜ」




